7月に熱中症で救急搬送された人は「5万人」。昨年の2倍以上
[2018/8/23 00:00]
熱中症による救急搬送は昨年の2倍以上
消防庁によれば、2018年7月に熱中症によって救急車で運ばれた人は、全国で「54,220人」でした。
これは、昨年の同じ月に搬送された「26,702人」の2倍以上で、今年の7月がいかに熱中症になりやすい状態であったかが分かります。
「高齢者」が半分を占める
救急搬送された人の年齢を見ると、「高齢者」が多く、ほぼ半分を占めています。
「成人」が3割、「少年」が1割強で続いています。
「死亡」した人は133人
救急搬送された人の症状を見ると、外来で終わる「軽症」が多く、6割以上を占めています。
入院が必要な「中等症」が3割で、長期入院が必要な「重症」以上は数%です。
しかし、死亡に至った人は「133人」に達しており、昨年の「31人」を大きく上回りました。
「住居」が一番多い
熱中症が発生した場所で一番多いのは「住居」でした。
「住居」は、全体の4割以上を占めています。
炎天下の屋外よりも、エアコンが無い屋内の方が危険であることが分かります。
熱中症を防ぐ、3つの注意事項
消防庁では、熱中症の予防対策として、次の3つを呼びかけています。
- 日陰や涼しいところで休憩を取りましょう
- こまめに水分補給を行いましょう
- 屋外では帽子をかぶりましょう