過去1年間に何かの「学習」をした人は58%

[2018/9/3 00:00]

生涯学習に関する調査

内閣府が「生涯学習に関する世論調査 」の結果を公開しています。

この調査は、2018年6月から7月にかけて、18歳以上の男女に個別に面接して調査したもので、有効回答数は1,710人でした。

この記事では、過去1年間の学習の状況を見ていきます。

自主的に「学習」をする人の方が多い

過去1年間に、なんらかの学習を行なった人は、全体の58%でした。

一方、学習をしたことがない人は41%でした。

過去1年に限っても、学習を行なった人の方が多いことが分かります。

出典:データを基に編集部が作成

ネットと職場が双璧

過去1年間に学習を行なった人に、その方法を聞いています。

「インターネット」と「職場の教育、研修」が多く、20%を超えています。

インターネットで学習する年齢層は40代まで広がっており、普及が進んでいることが分かります。

以下、「自宅での学習活動(書籍など)」「テレビやラジオ」「図書館、博物館、美術館」などが続きます。

出典:データを基に編集部が作成

「教養」が大きな動機

学習を行なった理由は、「教養を深めるため」と「人生を豊かにするため」が多く、ほぼ並んでいます。

三番目に、「現在の、または当時就いていた仕事において必要性を感じたため」という職業上の理由が入ります。

出典:データを基に編集部が作成

「今後学習したい内容」は50代から変わる

「今後、何かを学習したい」という人は、82.3%でした。

「今後学習したい内容」で多いのは、次の内容です。

  1. 趣味的なもの 39.3%
     音楽、美術、華道、舞踊、書道、レクリエーション活動など
  2. 健康/スポーツ 34.0%
     健康法、医学、栄養、ジョギング、水泳など
  3. 職業上必要な知識/技能 31.1%
     仕事に関係のある知識の習得や資格の取得など
  4. 家庭生活に役立つ技能 23.4%
     料理、洋裁、和裁、編み物など
  5. 教養的なもの 22.6%
     文学、歴史、科学、語学など
  6. インターネットに関すること 17.8%
     プログラムの使い方、ホームページの作り方など

「職業上必要な知識/技能」は50代以下に多く、趣味や健康に関するものは50代以上で多い傾向があります。

[シニアガイド編集部]