元気な100歳になるには、「三度の食事」と「十分な睡眠」が重要

[2018/9/6 00:00]
元気な100歳の実例 永島アサさん 出典:キューサイ

100人の100歳に聞いたアンケート

健康食品メーカーの「キューサイ」が、100歳以上の長寿者100人に対する調査「100歳100人実態調査 2018」の結果を公開しています。

キューサイでは、「健康寿命を100歳にする」ことを目標とした「100歳まで楽しく歩こう」プロジェクトを行なっており、今回の調査もその一環です。

この調査は、2018年4月から6月にかけて、全国の100歳以上の人100人に対するヒアリングと、家族に対する質問紙による記入で行なわれました。

食事は「三食欠かさずに食べる」

100歳以上の人が、「日常的に心がけていること」を聞いています。

食事面では「三食欠かさず食べる」が一番多く、80%を超えました。

以下、「野菜類をよく食べる」「魚介類をよく食べる」が続きます。

「意識して水分をとる」と「食事は腹八分目にする」までが60%を超えています。

出典:キューサイ

生活で心がけていることは「睡眠」

生活面で「日常的に心がけていること」では「睡眠を十分にとる」が最も多い回答となりました。

二番目は「規則正しい生活をする」が、三番目は「人と話をする、外出をする」が続いてます。

出典:キューサイ

自分の人生は「84点」

「今までの人生を振り返ってみた時、人生の幸福度は何点くらい」という質問では、平均点は100点満点中84点でした。

回答者の8割近くが、自分の人生に「80点以上」の高い点を付けています。

元気な100歳になるための3つのポイント

調査の監修にあたった、医療法人 並木会 並木病院長の山本勇夫医師は、次のようにコメントしています。


今回の調査から見られる「元気な100歳以上」の方の共通点は、(1)身体を動かす、(2)三食欠かさず食べ、十分な睡眠をとる、(3)趣味を持ち、好奇心を失わないことです。

それぞれのポイントは以下の通りです。

(1)適度に身体を動かす有酸素運動は、生活習慣病の予防だけでなく、持久力の筋力の維持・向上、さらに認知症の改善にも期待できます。

(2)食事は腹八分に控えるとともに、高齢者の“うつ”予防のためにも、動物性タンパク質、特に肉類の摂取が重要です。

(3)趣味を通じてストレスを発散したり、外出して人と話をし、TVや新聞などから常に新しい情報を吸収することは脳の活性化のためにも効果的です。

[シニアガイド編集部]