ゆとりあるセカンドライフに必要な生活費は夫婦で「27万6千円」

[2018/9/14 00:00]

生命保険の契約者に対するアンケート

日本生命が、自社の生命保険の契約者を対象にしたインターネットアンケートの中で、「ゆとりある老後生活に必要な生活費」を聞いています。

2018年8月に行なわれたアンケートには、全国の7,473人(男性:3,905人、女性:3,568人)が回答しています。

単身者は「22万9千円」、夫婦では「27万6千円」

ゆとりあるセカンドライフに必要な1カ月の生活費の想定額を聞いています。

平均の金額は、単身者が「22万9千円」、夫婦が「27万6千円」でした。

回答された金額の分布を見ると、単身者、夫婦とも、「15~20万円」と「20~25万円」が多いのは変わりません。ただし、夫婦では「25~30万円」という回答が多く、平均の金額を押し上げています。

出典:データを基に編集部が作成

貯めておきたい金額は「2,880万円」

「セカンドライフをスタートする時までに、貯めておきたい金額」を聞いています。

貯めておきたい平均金額は「2,880万円」でした。

回答された金額の分布を見ても、「1千万円~3千万円」が多く、平均値と合っています。

次に多いのが「3千万円~5千万円」で、特に50代以上の回答者の割合が高くなっています。

実際にセカンドライフが近づいてくると、もっと生活費がかかりそうだという見通しが強くなるのでしょう。

出典:データを基に編集部が作成

目標金額を達成できている人は少ない

「貯めておきたい金額を、どれぐらい達成できているか」という質問で、一番多い回答は「10%未満」でした。

達成率が「80~100%」となり、ほぼ目標金額を達成できている人は、わずか「12.9%」しかいません。

出典:データを基に編集部が作成

年齢別に見ても、50代までに達成できる人は少なく、10%台に留まっています。

60代以上になっても、達成できている人は3人に1人ぐらいの割合で、老後のためにお金を貯めることの難しさが分かります。

出典:データを基に編集部が作成
[シニアガイド編集部]