人生100年時代に対して、明るいイメージを持っている人は半分弱
[2018/9/28 00:00]
人生100年時代の意識調査
人財サービス企業のアデコが、「人生100年時代に対する意識調査」の結果を公開しています。
2018年8月に行なわれたアンケートには、20代から60代の有職者2,200人が回答しています。
必ずしも肯定的ではないイメージ
「人生100年時代に対するイメージ」を聞いています。
47.9%の人が「ポジティブ(肯定的)」に捉えていると回答しました。
一方、40.8%の人が「ネガティブ(否定的)」、11.2%の人が「わからない」と答えています。
人生100年時代をポジティブに捉えている人が多いのですが、ネガティブに捉えている人との差は少なく、半々に近い状況です。
「働けるところまで、働き続けたい」人が多い
「何歳まで働きたいか」を聞いたところ「年齢は問わず、元気な限り働きたい」という回答が、最も多くなりました。
老後の不安を反映してか、働ける限りは働き続けたいと考えている人が多いことが分かります。
二番目以降は、「70歳まで」「65歳まで」「60歳まで」が続きます。
自分のキャリアに不安がある人が8割も
「自分のキャリア構築に対しての自信」を聞いています。
約8割の人が「不安を感じている」と回答しています。
キャリア構築の不安は「お金」
「キャリア構築に対する不安」として真っ先に上がったのは、「お金」でした。
具体的には、学び直しに必要な費用や生活費等などが足りないという不安です。
本格的に学び直しをする場合、一定期間は仕事を休職したうえで学びに投資する必要を想定しているのでしょう。
二番目に多いのは「自身の能力や気力を維持できるか不安」でした。
ただし、これを挙げている人は2割強で、「お金」に比べると、ずっと少なくなっています。
何をするにしても老後の問題はお金を避けては通れないのですが、「キャリアの構築」も、その例外ではないようです。