60%以上の人は防災グッズを用意していない

[2018/9/29 00:00]

防災グッズに関するアンケート

インターネットリサーチ会社のNEXERが、「防災グッズに関するアンケート」の結果を公開しています。

このアンケートは、2018年7月に行なわれ、1,290人が回答しています。

6割以上の人は用意していない

「地震などの災害に備えて、防災グッズの用意をしていますか」という質問で、一番多い回答は「用意していない」でした。

60%を超える人が、防災グッズを用意していません。

次に多いのが「用意してあるが、中身は用意したときのまま」で24%でした。

たぶん、東日本大震災や熊本地震の直後に購入して、そのままになっているのでしょう。

「防災グッズを用意していて、定期的に中身の確認などもしている」という模範的な人は、わずかに15%でした。

出典:NEXER

自分の生活環境に合った準備を

防災グッズは、かならずしも避難袋などの形で用意する必要はありません。

特に、避難所に行かない「在宅避難」が前提であれば必要性は低いでしょう。

しかし、少なくとも最初の3日間分の水や食料を準備しておく必要があることは変わりありません。

普段使う水や食材を、少し多めに用意し、使ったら使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量の備蓄を確保する「ローリングストック」による準備を考えましょう。

この方法を使えば、使わないままの防災グッズが消費期限を過ぎてしまうこともありません。

防災グッズの準備で重要なのは、何かを1回だけ準備することではなく、いつ何が起きても良いように備えることです。

防災袋などの形にとらわれず、自分の家庭に合った形で、万が一の際の備えを準備しておきましょう。

[シニアガイド編集部]