「ワカメや帽子は薄毛対策になりますか」

[2018/10/11 00:00]

薄毛専門クリニックによる解説

薄毛治療専門クリニックの親和クリニックの総院長 音田正光氏が、薄毛に関する正しい情報と解説を公開しています。

この記事では、Q&A形式で、音田医師の解説を、できるだけそのままお届けします。

食生活と薄毛の関係

ワカメを食べると薄毛対策になるのでしょうか。

海草が髪に良い、というのは昔から言われてきたことですね。

恐らく海草の色つやとか、海中でゆらゆらたなびいている姿がしなやかに生えている髪の毛を連想させ、海草を食べることで「いかにも髪の毛が生えそうだ」というイメージができたのではないかと思います。

残念ながら医学的には海草やネバネバ成分のものを食べると育毛や発毛に効果があるといった根拠はありません。

とはいえ海草にはヨードなどの希少なミネラル、食物繊維といった身体に良い栄養素が豊富に含まれていますから、バランスよく摂取されることは良いことだと思います。

わかめの酢の物

脂っこいものが多いなどの食生活は、薄毛の原因になりますか。

食生活が薄毛の原因になるとお考えの方は多くいらっしゃいます。

しかし甘い物や脂っこい物、辛いものを食べたからといってそれが薄毛の直接的な原因になることはありません。

多くの人を悩ませる薄毛のほとんどを占めているのがAGA(男性型脱毛症)です。男性型脱毛症はジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンの一種が原因です。

とはいえ、食生活は全身の健康を維持するために最も重要な要素ですから、日頃から栄養バランスを考えた食事を心がけて下さい。

帽子をかぶることは薄毛対策になりますか。

帽子をかぶる・かぶらない、日々のシャンプー・リンスを絶やさない等についても薄毛の直接的な原因になるとは限りません。

しかし、直射日光を避ける、頭皮を清潔に保つといったケアは髪や頭皮の健康状態維持には役立つかと思います。

薄毛の改善策は「自毛植毛」と「内服薬」

どれが有効な薄毛の改善策なのでしょう。

薄毛の改善策には医療・非医療含め色々なものがあります。

根本的な薄毛治療となるのは、現時点では、自毛植毛と内服薬になるのかと考えています。

薄毛治療専門のクリニックには、お金がかかるというイメージがあります。

皆様の予想されている通り、自毛植毛治療にはそれなりの治療費がかかります。

しかし自毛植毛治療と他の薄毛対策との決定的に異なる点は、自毛植毛は手術を受ければ自分の髪がしっかりと生えること、また手術により一度生えた髪は定期的なメンテナンスやランニングコストをかけなくても一生涯に渡り生え続けることです。

「本当に効果があるのか疑わしい」と考えている人もいます。

確かに医学的に見て効果が疑わしい治療や対策を勧めているクリニックやサービス業も多々見受けられます。

大切なお金が無駄にならないよう、情報をよく集め、費用に見合った効果が得られる治療法をお選びになって下さい。

薄毛対策とヘアスタイル

薄毛でもカッコよく見えるヘアスタイルはありますか。

髪の毛が薄いとヘアスタイルがうまく決まらず悩ましいものですね。

薄毛部分を隠そうと思って髪の毛を伸ばしすぎると、かえって見栄えが悪くなってしまい逆効果になるパターンもあります。

男性であれば思い切って短髪にして、薄さを目立ちにくくする方法もありかと思います。

ただ、生え際のM字が後退したり頭頂部が広範囲に薄くなってしまうと、髪型でカバーするのも難しくなってきます。

たとえばM字や頭頂部に部分的に植毛するだけでもベースとなる毛髪が生え、そこに周囲の既存毛が被さりボリューム感を出すことができます。

植毛は必ずしも最大限の数量を移植しなければいけないというものではなく、部分的な修正によるヘアスタイルの改善も可能です。ぜひご参考にされて下さい。

薄毛に関する相談はなかなか人にはしにくいものです。

1人で悩まず、専門の医療機関等に早めに相談しましょう。

[シニアガイド編集部]