今年入った新入社員の6割は「年金」に期待していない
[2018/10/15 00:00]
新入社員に対するアンケート結果
2018年度の新入社員の6割以上が、「年金は老後の収入として期待していない」ことが分かりました。
これは、産業能率大学が、新入社員を対象にした調査によるものです。
2018年3月に書面によって行なわれた調査には、109社445人の新入社員が回答しています。
年金制度への期待感は極めて低い
「将来支給される年金(国民年金や厚生年金等)について、老後の収入として期待しているか」という質問に対して、「期待していない」と「どちらかといえば期待していない」の合計は62%に達しました。
「期待している」と「どちらかといえば期待している」の合計は、37%に留まっています。
つまり、新入社員の3分の2は、公的年金制度を将来の収入源として期待していないという結果になりました。
現在の日本では、少子高齢化が急速に進むため、2025年には、現役世代と年金受給者世代の割合が2対1になると予想されています。
10代のころから、このようなニュースに触れている今年の新入社員は、公的年金制度への信頼感が持てないのでしょう。
半分以上が副業をしたいと思っている
また、「会社に副業ができる制度があった場合、利用したいか」という質問では、「利用したい」と「どちらかといえば利用したい」の合計が50%を超えました。
今年の新入社員は、副業を含む働き方の多様性や、収入の増加を期待している人が多いことが分かります。