自分の葬儀をしてほしい人は64%。しない理由は「お金がかかる」から

[2018/10/31 00:00]

葬儀に関するアンケート

仏事総合サービスのメモリアルアートの大野屋が、「葬儀に関する意識調査」の結果を公開しています。

2018年9月に行なわれたインターネットアンケートには、全国の10代以上の男女、2,347人が回答しています。

自分の葬儀をしてもらいたい人は64%

「自分が死んだ時に葬儀を行なってほしいか」と聞いています。

「葬儀をしてほしい」という人は26%止まりでした。

しかし、「自分の希望通りの葬儀であればしてほしい」という条件付きの人が38%います。

これを合わせると、64%の人が、葬儀をしてほしいと考えています。

「葬儀をしてほしくない」という人は37%でした。全体の3人に1人は、葬儀をしてほしくないと思っています。

年齢別にみると、「してほしい」は10代が、「してほしくない」は40代~60代が多くなっています。

出典:メモリアルアートの大野屋

自分の葬儀は「家族葬」で

「どんな葬儀だったらしてみたいか」という質問で、一番多かったのは「家族や限られた友人を招いた家族葬」でした。

「家族葬」の人気は高く、すべての年代で第一希望になっています。

そして、「宇宙葬、海洋葬などの新しい形式の葬儀」と「お別れ会のようなカジュアルな葬儀」が続きます。

出典:メモリアルアートの大野屋

葬儀が必要なのは「最後のお別れの場だから」

葬儀が必要であると回答した人に、「葬儀が必要だと思う理由」を聞いています。

一番多い回答は「故人と最後のお別れをする大切な場だから」でした。

だいぶ離れて、「故人の魂をきちんと供養する場だから」と「個人との思い出を振り返る場だから」が続きます。

出典:メモリアルアートの大野屋

葬儀が不要な理由は「お金がかかる」

逆に、葬儀が不要だと回答した人に、「葬儀が不要だと思う理由」を聞いています。

一番多い回答は「お金がかかるから」でした。

そして、「やることが多くて面倒だから」と「形式ばっていて古臭いから」が続きます。

出典:メモリアルアートの大野屋

自分の希望を伝えておこう

メモリアルアートの大野屋で、仏事アドバイザーを務める川島敦郎氏は、アンケートの結果について次のようにアドバイスしています。


 葬儀のスタイルは、核家族化などの社会的背景やライフスタイルの変化などにより、
様々に変化しています。

 自分らしいエンディングを迎えるために、葬儀に関してのイメージを整理し、元気なうちから自分の希望を周囲の人にしっかりと伝えておくことは非常に重要です。

[シニアガイド編集部]