1万人に聞いた転職の実態。転職活動は3カ月以内の短期決戦
[2018/11/15 00:00]
転職サイトを見る1万人に聞いた「転職活動」
転職支援サイトのエン転職が、「転職活動についてのアンケート」結果を公開しています。
2018年9月から10月にかけて行なわれたインターネットアンケートには、エン転職のユーザー10,663名が回答しています。
転職サイトを見る人の実情がわかるアンケート結果となっています。
在職中に転職先を探すのが普通
在職中に転職活動を行なっている人は86%に上ります。
「在職中に転職活動を行なう」ことは、ごく普通のこととなっています。
理由としては「無職の期間を作りたくないから」が挙がっています。
転職活動は3カ月以内
回答者のうち、転職経験がある7,130人に、実際の転職活動にかかった期間を聞いています。
一番多かったのは「1~3カ月」で、半分を超えています。
「1カ月以内」も含めると、転職経験者の7割以上は、転職活動を3カ月以内に終わらせています。
実際の転職活動は、かなり短期間で行なわれていることがわかります。
自分のアピールポイントがわからない
「転職活動で困ること」の上位3つは、「自分のアピールポイントがわからない」、「自分の適性がわからない」、「自分のやりたいことがわからない」でした。
いずれも、「自分」と「職業」「会社」との関係を改めて問い直す過程で困っている様子がうかがえます。
具体的には、次のようなコメントが寄せられています。
- 資格や特技などが、選んだ職種に関わりがあればアピールする自信があるが、関わりのない職種の場合、自身のアピールポイントが明確にできない。(31歳男性)
- 即戦力になれる経験、資格がないため、面接で人柄やヤル気を見てもらうまでが不安です。(24歳女性)
このような悩みを持っている人には、次のようなアドバイスが有効でしょう。
- 現実的な視点を持ち、「自分が出来そうなこと」の中で「何を実現したいのか」「何が許容できるのか」を冷静に考えるようにした。(36歳男性)
家族の理解が得られない例も
もちろん、次のような外部的な条件で困っている例もありました。
- 現職が大きな会社なので、転職活動について、家族の理解がなかなか得られない。(39歳男性)
- 現職では、平日の休みは1カ月前に申請しないといけないため、面接日を指定されてもなかなか合わなかった。結局、企業からの連絡が途絶えてしまった。(34歳女性)
このような場合は、それぞれの環境のもとで、少しずつ努力する以外にないでしょう。