シニアがスマホに頼るのは道案内が多い
シニアのスマホ使いこなしを調査
スマートフォン(スマホ)は、シニア世代にも普及が進んでいます。
シニアは、スマホを、どのように使いこなしているのでしょうか。あおぞら銀行が行なった「シニアのリアル調査」のデータを使って、紹介しましょう。
2018年6月に行なわれたインターネット調査には、全国の55~74歳の男女2,071人が回答しています。
道案内にスマホを使う人が多い
この調査では、何かの目的に対して、スマホを使うか、従来のアナログな手段を使うかを聞いています。
スマホを使う割合が高い用途の1位は「交通経路や乗換案内を調べる」でした。
同じ交通関係の用途である「地図を見る」も多く、両方とも7割を超えています。
つまり、紙の地図を使う人は3割を切っており、シニア世代でも、スマホで道順を調べることが普通になっています。
三番目には、「友人/知人/家族との連絡や対話」が入りました。
ここまでが回答者の5割を超えています。
家族や知り合いとの連絡についても、電話や手紙を使う人は半分を切っており、スマホが主流になっています。
男女で違うスマホの使いこなし
さらに調査結果を見ると、スマホの使い方が男女で異なることが分かりました。
「友人/知人/家族との連絡や対話」や「写真撮影」では、女性の方が多くなっています。
LINEやメールなどによるコミュニケーションや、スマホによる手軽な写真撮影を楽しむことは、女性の方が得意なようです。
男性には、カメラという機械へのこだわりがあって、スマホの写真機能の利用に積極的ではないのかもしれません。
一方、「天気予報を見る」や「商品の購入」などは、男性の方が多くなっています。
女性はコミュニケーションや写真を使いこなしている
シニアのスマホの使い方は、「経路探索」「地図」「コミュニケーション」が多いことが分かりました。
特に、「コミュニケーション」は女性の方が使っている人が多く、身近な人との連絡手段として普及していることが分かります。
どちらかというと、女性の方がスマホをうまく使いこなして、楽しんでいるように見えます。