世界最下位だった、日本の「有休取得率」と「有休取得日数」
[2018/12/11 00:00]
有給休暇の国際比較調査
総合旅行サイトのエクスペディア・ジャパンが、「有給休暇の国際比較調査」の結果を公開しています。
この調査は、世界19カ国18歳以上の有職者男女計11,144名を対象に行なわれました。
取得率も日数も、世界最下位
今回の調査でも日本人の有給休暇の取得率は低く、世界19カ国の中で、3年連続最下位でした。
2位のオーストラリアに比べても、有休取得率の差は大きく、日本の有休取得率は世界的にみても圧倒的に低いことがわかります。
また、有給休暇の取得日数においても10日と、アメリカやタイと並んで世界最下位という結果になりました。
有給の取得は「罪悪感がある」
「有給休暇の取得に罪悪感があるか」と聞いたところ、日本が多くなりました。
他国でも、有給休暇を取得していない国ほど、罪悪感を感じている傾向にあります。
有給が取れない理由は「人手不足」
有給休暇を取得しない理由について聞いたところ、日本人の第1位は「人手不足」でした。
2位は「緊急時のために取っておく」で、3位に「仕事する気がないと思われたくない」が入っています。
日本人は職場の状況や空気を察するあまり、有給休暇を取得できていないのかもしれません。
「休み不足」と感じない日本人
「休み不足を感じるか」という質問でも、各国と比べると割合が低く、休みを欲していないことがうかがえます。
インド、香港、韓国などの、有給取得日数が少ないアジア諸国ほど休みを欲しています。
一方で、フランスは取得日数が30日と休暇が多いにもかかわらず、休み不足を感じている人が少なくありません。
各国によって休暇に対する考え方は大きく異なるようです。