消費税引き上げに向けて、駆け込みで買うモノ、買いだめするモノ
[2018/12/19 00:00]
消費税引き上げに関するアンケート
マーケティング会社のインテージが、「消費税引き上げに関する意識調査」の結果を公開しています。
消費税は、2019年10月1日に10%への増税が予定されています。
2018年11月に行なわれたインターネット調査には、全国の2,122人が回答しています。
この記事では、増税前に駆け込みで購入する商品について紹介します。
高額なものは増税前に購入を検討
「増税に備えて購入するもの」を聞いています。
一番多いのは「住宅」でした。8割近くの人が購入を検討しています。
二番目は「自動車」で、これも6割以上の人が検討しています。
三番目以降は、家電製品が並びます。
全体的に高額な製品が多く、特に金額が大きい「住宅」については、2%の差でも敏感に反応しています。
ただし、消費税引き上げに合わせて、住宅ローン減税の延長や自動車税の引き下げも議論されているので、その状況も見ながら検討すべきでしょう。
増税に備えて買いだめするもの
「増税に備えて買いだめする日用雑貨品」も聞いています。
一番多いのは「子供用紙おむつ」で、半分近くの人が挙げています。
二番手以降も、「トイレットペーパー・ティシュペーパー」や「洗濯洗剤」など、日頃から使用頻度が高く、買いだめしても品質が変わりにくいものが多くなっています。
日用雑貨品は、この条件に合うものが多いので、買いだめに走る人が多くなるでしょう。
増税後は家計を引き締める人が多い
「増税後の家計支出」については、「引き締める」と「少し引き締める」を合わせると、8割以上の人が引き締めると回答しています。
増税が近づいてくるにつれて、駆け込み需要や買いだめが増えてくる一方で、増税後の家計については引き締める人が増えそうです。