「50代」になると、転職活動に必要な期間が長くなる

[2018/12/20 00:00]

転職活動にかかった期間

転職サイト「ミドルの転職」が、「転職活動期間実態調査」の結果を公開しています。

このアンケートは、2018年11月に、35歳以上の転職経験のある人を対象にインターネットで行なわれ、1,308名から回答を得ています。

年齢が高くなると転職に時間がかかる

「実際の転職活動にかかった期間」を聞いています。

全体の80%前後の人は、「半年程度」の活動期間で転職に成功しています。

しかし、回答者の年代が上がるつれて、転職活動期間が長くなる傾向があります。

出典:データを基に編集部が作成

転職の活動期間を「3カ月以内」に限定すると、「30代」では64%の人が決まっていますが、「50代」では47%に留まっています。

転職時の年齢が高いときは、時間がかかる可能性が高くなると覚悟しておきましょう。

出典:データを基に編集部が作成

転職活動が長引いたときの対策

「転職活動が長引いた場合に有効だと思う対策」を聞いています。

一番多いのは、「これまでの転職活動を分析する」でした。

2位は「応募書類を見直す」、3位は「希望条件を考え直す/優先度をつける」が続きます。

いずれも、転職活動の内容を見直し、自分が求めているものと、現状との折り合いを付ける方向のアドバイスとなっています。

出典:データを基に編集部が作成

また、年令が高くなるにつれて、対策が必要と考えている人が多くなっています。

特に「50代」では、「応募書類を見直す」と「複数の企業の選考を同時に進める」を支持する人が多く、1つの転職先にこだわらずに、粘り強く活動する必要があることが分かります。

出典:データを基に編集部が作成
[シニアガイド編集部]