交通事故死の55%は、65歳以上の高齢者が占めている
[2019/1/7 00:00]
2018年の交通事故死者は過去最低
警察庁が、2018年の交通事故死者数を公開しています。
2018年の交通事故による死者数は「3,532人」でした。
前年に比べても162人少なく、警察庁に残る1948年以降の統計では、過去最小となっています。
死者数が一番多かった、1970年の「16,765人」に比べると、5分の1に減っています。
交通事故死者の半分以上が高齢者
2018年の交通事故死者数のうち、65歳以上の高齢者は「1,966人」でした。
これは、交通事故死者数の半分以上を占めています。
高齢者の死者も減っているのですが、交通事故の死者全体に比べると、減り方が少ないのが分かります。
高齢者の事故対策が重要に
高齢者が、交通事故死者数全体に占める割合は、年々増え続けています。
2018年では、高齢者が占める割合が「55.7%」に達し、過去10年間で最高でした。
ここ数年は高齢者の割合が50%を超える状況が続いており、交通事故死者数の半分以上が高齢者となっています。
自分が運転する場合だけではなく、歩行中の事故なども含めて、高齢者が関係する交通事故の対策は、ますます重要となっていくでしょう。