「転職後に1割以上収入が増えた人」の割合が低下。曲がり角の兆し!?
[2019/1/30 00:00]
転職した後に増収した人の割合
人材採用サービス企業のリクルートキャリアが、「転職時の賃金」についての調査結果を公開しています。
調査対象は、転職支援サービス「リクルートエージェント」を利用して転職した人で、「前職と比べ賃金が1割以上増加した転職者」の割合を調べています。
前年同期から、やや下がる
2018年10月~12月に転職した人のうち、賃金が1割以上増加した人は「29.8%」でした。
四半期単位で見ると、前年の同じ時期に比べて0.5%下がっています。
収入が増えた人の割合は、2013年度以降、ずっと上昇が続いてきましたが、変化の兆しが見えます。
接客業は収入が増える割合が高い
「賃金が1割以上増加した人の割合」は、人手不足の業種ほど高くなる傾向があります。
業種別で見ると、「接客・販売・店長・コールセンター」が「36.6%」と高くなっています。
この職種では、ここ数年30%以上を維持しています。
「IT系エンジニア」も30%超え
これ以外の職種で、データが公開されているのは次の通りです。
- IT系エンジニア 30.1%
- 機械・電気・化学エンジニア 29.4%
- 営業職 29.1%
- 事務系専門職 28.2%