東京23区の空室が5年間で5万戸も増加
[2019/2/7 00:00]
賃貸住宅の空室状況を推計
不動産評価Webサイトを運営するタスが、首都圏賃貸住宅の在庫(ストック)と空室率の推計を公開しています。
「東京23区」「東京市部」「神奈川県」「埼玉県」「千葉県」の5つのブロックごとに、空室率を含めたデータが公開されました。
5つの地域すべてでストックと空室数の両方が増えています。
そして、ストックの増加に需要が追いつかず、空室率が上がっています。
東京23区
- ストック:2,901,600戸(+200,600戸)
- 空室数:477,100戸(+51,800戸)
- 空室率:16.4%
東京市部
- ストック:1,045,500戸(+58,300戸)
- 空室数:192,000戸(+18,900戸)
- 空室率:18.4%
神奈川県
- ストック:1,860,700戸(+105,900戸)
- 空室数:344,300戸(+40,000戸)
- 空室率:18.5%
埼玉県
- ストック:1,202,100戸(+85,900戸)
- 空室数:241,900戸(+31,200戸)
- 空室率:20.1%
千葉県
- ストック:1,045,200戸(+73,800戸)
- 空室数:223,900戸(+29,700戸)
- 空室率:21.4%
首都圏は空室が増え続けている
今回、タスが推計した空室率は、条件の良い東京23区でも16.4%でした。
周辺の県では20%を超えています。
また、どの地域でも、過去5年間に数万戸の単位で賃貸住宅が増えています。
賃貸住宅を探している人には、参考になる情報でしょう。