4月から始まる有給休暇の義務化を、7割以上の人が歓迎
[2019/2/14 00:00]
有給休暇の義務化に関するアンケート
総合旅行サイトのエクスペディアが、「有給休暇取得義務化に関する意識調査」の結果を公開しています。
2018年10月に行なわれたインターネット調査では、社会人経験のある20代~50代の男女、400人が回答しています。
7割以上の人が義務化を歓迎
最初に有給休暇の義務化についておさらいしておきましょう。
2019年4月から「年次有給休暇の時季指定義務」が施行されます。
この法律により、「事業者は対象となる労働者に対し、1年で5日以上の有給休暇を取得させる」ことが義務となります。
社員が有給休暇を取らないでいると、労働基準法違反となり、企業に罰則が課せられます。
この「有給休暇取得義務化についてどう思うか」と聞いたところ、74%の人が嬉しいと回答しました。
有給は分けて取りたい
有給休暇を希望通りに5日間取れるとしたら、「複数回に分けて取りたい」と回答した人が6割でした。
5日間まとめて取る人よりも、分けて取る人の方が多いようです。
有給で旅行したい人は6割
6割以上の人が、有給休暇を使用して旅行をしたいと回答しています。
例えば、連休の前後に1日か2日有給を取ることで、混み合う時期からずらすことができるようになります。
有給が取れることで、旅行のスケジュールに余裕ができそうです。
有給の取り方は職種が影響
アンケートの結果、有給休暇の義務化については、肯定的な意見が多いことが分かりました。
回答者からのコメントも、「気兼ねなく使えるようになる」(公務員)、「人の目を気にすることなく有給を消化することができそう」(会社員)など、歓迎するものが目立ちます。
一方で、「会社自体が取れる雰囲気ではない」(製造業)、「どうせ希望日には休めない、仕事の前倒しが面倒」(サービス業)などのコメントもあります。
有給休暇が義務化されても、業種によっては、休暇の取り方が制約される可能性がありそうです。