今日から窓口受付が始まる「所得税の確定申告」
確定申告は3月15日が締切
2018年分の所得税の確定申告の受付が始まりました。
窓口での受付開始は2月18日(月)、締切は3月15日(金)です。
締切まで、あと1カ月もありませんから、がんばりましょう。
この記事では、今年の確定申告で変わった点について、簡単におさらいします。
そもそも、自分が確定申告をする必要があるのかどうか分からないという人は、「初めて確定申告をされる方」という国税庁のページを参照してください。
大きく変わった「配偶者控除」
2018年分は、「配偶者控除」が大きく変わりました。
「配偶者特別控除」の枠が変更されたことと、申告する人の所得額に制限ができたことが変更点です。
国税庁の「税制上の主な変更点」、または「配偶者特別控除」を参照してください。
もう一つ「贈与税」についても、厳しくなる方向で変わっていますので、該当する人はチェックしてください。
なお、利用者が多い「医療費控除」は、簡単になった昨年と同じ仕様です。
医療費控除に使うExcel用のフォームは「医療費控除の準備」からダウンロードできます。
なお、医療費控除とセルフメディケーション税制のどちらが有利か迷ったときは、日本一般用医薬品連合会のサイトに、簡単な計算ページがあります。
申告がスマホでできる
今年の確定申告で、大きく変わったのは、電子申告システムの「e-Tax(イータックス)」です。
これまで、e-Taxは、パソコンとマイナンバーカードとICカードリーダーが必要で、さらに税務署で「利用者識別番号」と「暗証番号」を取る必要がありました。
それが、今年からは、事前に税務署に行って、「ID」と「パスワード」を取得しておけば、スマホからも申告ができます。
「医療費控除」や「寄付金控除」の還付申告であれば、スマホだけで十分に行なえます。
今年は、書類を税務署に持っていくにしても、ついでに「ID/パスワード」を申請しておけば、来年から楽になります。
詳細は「ID・パスワード方式とは」を参照してください。
なお、マイナンバーカードを使う方法も、簡単になりました。
今年からe-Taxを始める人は、マイナンバーカードを取得した際に、市区町村の窓口で設定したパスワードがあれば、それで申告ができます。
これまで税務署に行くのが面倒でe-Taxを避けていた人も、マイナンバーカードとカードリーダーが手元にあれば、申告手続きが始められますから、試してみる価値はあります。
詳細は、「マイナンバーカード方式とは」を参照してください。
さらに、IDとパスワードを取得しておけば、パソコンのe-Taxでもマイナンバーカードとカードリーダーなしで申告ができます。
パソコン派の人も、確定申告で税務署に行ったときに、IDとパスワードを申請しておきましょう。
分からないときは、このページ
特に3月に入ると、税務署の窓口や電話は混み合います。
確定申告についてわからないことがあれば、キーワード検索ができる「確定申告作成コーナー よくある質問コーナー」を、まず見てみましょう。
定番の「確定申告期に多いお問合せ事項Q&A」もおすすめです。
3月15日の締切間際の税務署は、居心地の良い場所とは言えません。
確定申告が避けられない人も、混み合う前に片付けてしまいましょう。