有料で利用している人が多い動画配信サービスは「Amazon プライム・ビデオ」
1万人に聞いた定額制動画配信サービス
市場調査会社のMMD研究所が、「定額制動画配信サービスの利用調査」の結果を公開しています。
2018年11月に行なわれたインターネット調査では、15歳~69歳の男女1万人が回答しています。
利用経験が多いのは「Amazon プライム・ビデオ」
定額制動画配信サービスとは、毎月の会費を支払うことで、映画やテレビ番組などを好きなだけ無制限に見ることができるサービスです。
インターネットの回線が高速になることで実現されたサービスで、現在ではスマートフォンで視聴する人が多くなっています。
利用した経験がある人が一番多いサービスは「Amazon プライム・ビデオ」でした。
次いで「Hulu(フールー)」、「U-NEXT」、「dTV」が続いています。
この4つは、利用経験のある人が10%を超えており、かなり普及していることが分かります。
有料サービスは「そこにしかないコンテンツ」が強い
定額制動画配信サービスでは、利用者を集めるために、特定の番組だけを無料にしたり、入会登録をすると一定期間だけ無料にするサービスを常時行なっています。
つまり、定額制動画配信サービスを利用した経験がある人には、無料でお試しをしただけという人も含まれています。
そのため、利用料金を払って有料のサービスを申し込む人が多いのは、それだけ魅力的なサービスである証拠です。
有料のサービスを申し込んでいる人の割合が一番多いのは、「Amazon プライム・ビデオ」でした。
プライム・ビデオは、Amazonの有料会員サービス「Amazonプライム」に含まれており、送料の無料化など、ビデオ以外のメリットも大きいことが魅力です。
また、テレビで視聴するための機器が数千円で提供されており、スマホやパソコン以外でも視聴できる使いやすさも特徴となっています。
二番目が「DAZN(ダゾーン)」でした。
「DAZN」はスポーツに強く、プロ野球、サッカー、テニス、バスケットボール 、総合格闘技など多くの競技をカバーしています。
特にJリーグについては、J1/J2/J3の全試合を独占中継しています。Jリーグファンには魅力的なコンテンツでしょう。
三番目が「dアニメストア」です。
dアニメストアは、NTTドコモによるアニメに特化したサービスです。
「DAZN」と同様に、「dアニメストア」も、ここでなければ見られないコンテンツを持っているのが特徴です。
三位までのサービスの特徴を見ると、有料サービスを利用する人は、「使いやすさ」か「そこにしかないコンテンツ」のいずれかを求めていることが分かります。
「定額制動画配信サービス」に興味が湧いたら、まずは、無料のお試し期間を利用して、自分が求めているコンテンツが、そこにあるかどうかを探してみましょう。