1日に何度も「ありがとう」と、言う人は幸せになれる
「ありがとう」と言う人ほど幸福
チョコレートの「ゴディバ」を輸入販売しているゴディバ ジャパンが、「ありがとうに関するアンケート」の結果を公開しています。
2019年2月に行なわれたインターネットアンケートには、20代から60代の男女500人が回答しています。
このアンケートでは、「ありがとう、と口にする回数が多い人は、自分自身も幸福である」という興味深い結果が出ています。
「ありがとう」を伝える手段
「ありがとう」を伝える手段は、全体では1位「直接会って声に出して伝える」、2位「メール、LINEやSNS経由のテキストメッセージ」でした。
しかし、20代だけは、男女ともに「メール、LINEやSNS経由のテキストメッセージ」が最も多く、「直接会って声に出して伝える」は2位になりました。
20代は、携帯電話を使ったコミュニケーションの割合が高いので、「ありがとう」と声に出して言う機会が少ないのでしょう。
「ありがとう」という言葉を聞きたい
では、「ありがとう」と「声」で伝えられたときと、「文字」で伝えられたときの、どちらが嬉しいでしょう。
回答者の90%以上は、「声に出してありがとうと言われた方が嬉しい」と回答しています。
やはり、言われる側としては、「ありがとう」という言葉を聞きたいのです。
「ありがとう」と言わない「60代男性」
しかし、回答者が、声に出して「ありがとう」と伝えている回数は、一日平均で9.7回でした。
全体的に、男性の方が女性よりも、「ありがとう」という回数が少ないようです。
とくに「60代男性」は、1日2.4回しか「ありがとう」と口にしていません。
そもそも、周囲の人と会話しているのかどうか心配になるほど、少ない回数です。
「ありがとう」は好意への感謝
このアンケートでは、「自分の人生の幸福度を10点満点で、何点ですか」と聞いて、その回答を「ありがとう」の回数別に分けています。
すると、1日に4回以上「ありがとう」と口にしている人は、4回未満の人に比べて、「幸福度」が1.1点も高くなりました。
自分の周囲の人に、「ありがとう」と「声」に出して感謝の気持ちを伝えている人は、自分自身の幸福度が高いのです。
「ありがとう」と口にしているのは、誰かが自分に何か良いことをしてくれたことを自覚しているからです。
つまり、「ありがとう」という回数が多い人は、周りの人が自分に好意を持っていると、いつも感じているのです。
幸福度が高くなるのが当然でしょう。
「ありがとう」は人間関係をつなぐ言葉
「ありがとう」という感謝の言葉は、顔を合わせたときの「あいさつ」と並んで、人間関係を維持するための基本です。
あなたのそばにいる人がなにか良いことをしてくれていても、それに気が付かなかったり、当たり前のことだと思って感謝をしなければ、「ありがとう」という言葉は出てきません。
もし、あなたが、最近「ありがとう」と口にしていないのであれば、人に何かをしてもらっていないかと考えてみましょう。
そして、その人がそばにいるのならば、「ありがとう」と口にして感謝の気持ちを伝えましょう。
その一言が、その人だけではなく、あなた自身も幸せにしてくれるでしょう。