適切と思う定年は「65歳」。でも自分は「70歳」まで働きたい
[2019/3/4 00:00]
総合転職エージェントのワークポートが、「定年退職についてのアンケート」の結果を公開しています。
2019年1月から2月にかけて行なわれたインターネットアンケートには205人が回答しています。
適切な定年は「65歳」
まず、「定年は何歳が適切だと思うか」と聞いています。
一番多いのは「65歳」で、半分近くを占めています。
次いで「60歳」「70歳」と続きます。
「65歳」と答えた理由は、「年金受給開始の年齢なので」といった現在の年金制度を理由としたものや、「平均寿命が延びたため」「これから先、人手不足になるため」といったように日本の少子高齢化を懸念した意見が多く挙げられました。
自分が働くのは「70歳」まで
次に「自分は何歳まで働くと思うか」と聞いています。
一番多いのは「70歳」でした。
あまり差がなく、「65歳」と「60歳」が続きます。
「70歳」という年齢は、定年退職としてふさわしいと考えている「65歳」とは、5歳ギャップがあります。
「70歳」と答えた理由は「働かないと生活できなさそうだから」、「年金も貯金も十分ではないだろうから働くしかない」など、経済状態の不安を理由にしたものが多くみられました。
80%以上の人が老後に不安を感じている
最期に「自分の老後(65歳以降の生活)に不安を感じるか」と聞いています。
「老後に不安を感じる」と答えた人は80%を超えました。
具体的な不安については、「自由な時間ができてもお金に余裕がなさそう」、「本当に年金がもらえるのかどうかもわからない」など、老後の経済状況を心配する理由がほとんどでした。
やはり、「老後」という将来に対する不安が、長く働くことを覚悟する理由になっていることが分かります。