1年に掛かる費用は、「猫」が23万円、「犬」が48万円
ペットにかけた費用のアンケート
ペット保険を扱うアニコム損害保険が、「2018年にペットにかけた費用調査」の結果を公開しています。
インターネットで行なわれた調査には、2,668人が回答しています。
犬と猫では、かかる費用に差がある
ペットにかけた費用の総額を見ると、「猫」が約23万円、「犬」が約48万円でした。
「犬」は身体の大きさが大きいほど、費用も掛かることが分かります。
「犬」ならではの支出項目
「犬」と「猫」の費用の差は、何が原因なのでしょう。
費用の差額を見ると、「しつけ、トレーニング料」「シャンプー、カット、トリミング料」の項目で差が大きいことが分かります。
また「しつけ、トレーニング料」と「ドッグランなど遊べる施設」は、「猫」では支出がありません。
この2つは、「犬」ならではの支出であることが分かります。
また、「洋服」は、金額が少ないわりに差額が大きい項目です。
「犬」はペットに着せる洋服を買う人が多く、「猫」は少ないのでしょう。
ペットの種類によって、かわいがり方にも違いがあることが分かります。
犬の支出で多いのは「治療費」
「犬」にかけた費用のうち、支出が大きい項目を見てみましょう。
上位3つは「病気やケガなどの治療費」「フード、おやつ」「しつけ、トレーニング」でした。
この3つで支出全体の、ほぼ40%を占めています。
猫の支出で多いのは「フード」
一方、「猫」で支出の多い項目は、「フード、おやつ」「病気やケガなどの治療費」「ペット保険料」でした。
「猫」の場合「しつけ、トレーニング」の支出が無いので、「ペット保険料」の順位が上がっています。
万一の治療費は、フードと同じぐらいかかる
アンケートによって、犬と猫とにかかる費用には差があることが分かりました。
しかし、お金がかかるからと言って犬を諦める人は少ないでしょう。
また、猫を飼っている人も、お金が掛からないから猫にしたわけではありません。
それぞれの良さがあるので、その子を選んでいるわけです。
ただし、これから飼うのであれば、これから支払う費用の目安は覚えておきましょう。
もう一つ、「病気やケガの治療費」は、「フード、おやつ」と同じか、それ以上にがかかることを覚悟して、準備しておきましょう。
そのための現金を準備しておくか、ペット保険で備えるかの判断は、ペットの種類や年齢も含めて考えましょう。