親の介護が始まるのは「45歳~54歳」がピーク
介護経験者千人に聞いたアンケート
足爪専門サロン「ドクターネイル爪革命」が、「介護に関するアンケート」の結果を公開しています。
2019年3月に行なわれたインターネット調査には、親の介護経験がある30代~50代の男女1,001人が回答しています。
親の介護が始まるのは「30代後半から50代前半」
「介護を始めた時の年齢」で、一番多いのは「45歳~54歳」でした。
この年代だけで4割以上を占めています。
二番目に多い「35歳~44歳」も3割を超えています。
この2つを合わせた、30代後半から50代前半が、「親の介護適齢期」であることが分かります。
9割近くの人が「自宅」で介護
「介護を行なった場所」のほとんどは「自宅」でした。
「介護施設」などを利用する人は1割程度です。
介護は、こちらの覚悟がない状態で始まる
「親の介護に対する心構えはしていた」人は、回答者の半分以下でした。
何も心構えがない状態で介護が始まってしまった人の方が多いことが分かります。
「知識不足」が後悔のタネ
「介護をする際に準備不足で後悔したこと」を聞いています。
一番多いのは「知識不足」でした。
介護保険の使い方など、介護に対する知識がない状態で、介護が始まってしまう人が多いのでしょう。
次いで「バリアフリーに取り組んでいなかった」と「介護費用を貯めていなかった」が続きます。
介護保険の利用を前提にして準備を始めよう
現在の介護は、介護保険の利用が基本です。
親の介護が始まったときは、もよりの「地域包括支援センター」に相談に行きましょう。
ここが窓口になって、介護保険を利用するための準備が始められます。
また、会社員の場合、介護で利用できる公的な制度がいくつもあります。
制度に詳しい、会社の総務部門に相談してください。
「介護休暇」や「介護休業」を利用すれば、有給休暇とは別に介護に時間を割くことができます。
「誰にも頼まないで、全部自分でやる」という姿勢では、終わりが見えない介護生活を乗り切ることができません。
利用できる制度は、すべて利用できるように、公の機関と勤務先の会社に知恵を借りましょう。