東京都の人口は「1,374万人」、7割近くが23区在住
今年1月時点の東京都の人口
東京都が、2019年1月1日時点の人口を公開しています。
ここでは、東京都全体の人口の特徴と高齢者のデータを紹介します。
人口増加は続く
東京都全体の人口は「1,374万732人」でした。
昨年に比べて、10万3,384人増えました。
男女別に見ると、男性がやや少なく、女性の方が多くなっています。
平均年齢は「44.89歳」
都民の平均年齢は「44.89歳」です。
男性が「43.59歳」、女性は「46.14歳」で、男性の方がやや若くなっています。
人口ピラミッドを見ると、男女とも「45~49歳」がもっとも多くなっています。
人口ピラミッドの形は、若い年齢層が少なく、下の方が狭い「つぼ型」で、将来の人口減少が予想されます。
23区に住民の7割が住む
東京都は、23区の「区部」、都下の「市部」、郡部と島の「町村部」に分かれています。
人口の割合は、「区部」が70%弱、「市部」が30%強で、「町村部」は1%未満です。
「区部」と「市部」の人口は増加していますが、「町村部」は減少しています。
東京都も高齢化が進んでいる
国際的な基準に沿って、3つの年代に分けて人口を見ていきます。
- 年少人口(0~14歳)
- 生産年齢人口(15~64歳)
- 老年人口(65歳以上)
老年人口の割合を「高齢化率」と言いますが、東京都では「22.6%」でした。
これは昨年とほぼ同じで横ばいの状態です。
東京都は他の都道府県に比べて高齢化率が低いほうですが、それでも「超高齢社会」と呼ばれる基準である21%を超えています。
さらに、「老年人口」は増え続けており、「年少人口」は減り続けています。
すでに20年以上前から、「老年人口」が「年少人口」を上回っています。
高齢化が進む「町村部」
地域別に見ると、「区部」では高齢化率が低く、三多摩地方寄りの「市部」と「町村部」では高くなっています。
「区部」の中心である千代田区、港区、中央区では、高齢化率が17.5%未満です。
しかし、「町村部」の多くは25%を超えています。
自分の住む地域の特性を知っておこう
現在の東京都は、他の県からの流入が多く、人口が増え続けています。
しかし、全体的に高齢化は進んでおり、超高齢社会と呼ばれる水準に達しています。
特に西寄りの「市部」と「町村部」では高齢者の割合が高い市町村が少なくありません。
「東京」というと、地方から人が集まりやすく高齢化など関係ないところという印象を持ちやすいのですが、地域によって、かなり差があります。
そして、地域の高齢化は、生活に関連するいろいろな方面に影響が及びます。
自分が住む地域を決めるときは、そういうことも含めて考えると良いでしょう。