1年間に使うお金は、犬が「10万円台」、猫が「5万円未満」

[2019/3/28 00:10]

千人のペットの飼い主へのアンケート

ペット保険会社のアイペット損害保険が、「ペットに関する支出調査」の結果を公開しています。

ペットに関する支出の調査は、結果が平均値になっているものが多いのですが、この調査は少し詳しい分布が分かるのが特徴です。

2019年1月に行なわれたインターネットアンケートには、全国の犬と猫飼育者1,085人が回答しています。

どちらかといえば、犬の方がお金がかかりやすい

「ペットに関連した年間支出額」を聞いています。

「犬」では「10万円以上~20万円未満」が、「猫」では「5万円未満」が最も多くなっています。

犬と猫では、犬の方が支出が大きい傾向が分かります。

ただし、犬でも「5万円未満」の人も20%以上いますし、猫でも「50万円以上」かけている人が3%います。

つまり、犬であっても猫であっても、お金のかけ方は飼い主次第であることが分かります。

その上で、“どちらかといえば、犬の方がお金がかかりやすい”と思えば良いでしょう。

出典:データを基に編集部が作成

予想以上にお金がかかる「病気やケガの診療費」

「ペットについて、当初の想定以上にお金がかかったこと」を聞いています。

犬と猫の両方で、「病気やケガの診療費」が一番多くなっています。

ペットの診療費は、人間のような公的健康保険制度がないため、想像以上に大きい金額になりやすいのです。

二番目に多いのは、犬では「ワクチンや健康診断などの予防費」でした。

一方、猫では「フード、おやつ」が多く挙がっています。

猫の方が、高級フードやおやつ関係の商品が充実しているので、意外と食費がかさむのかもしれません。

出典:データを基に編集部が作成

ペット保険加入は、ペットの状態を考えて

このアンケートでは「ペット関連支出で増えそうなもの」も聞いています。

一番多いのは、やはり「病気やケガの診療費」でした。

診療費は、お金がかかりやすい項目として、飼い主に意識されていることが分かります。

このような支出に備えるために、各種のペット保険が用意されています。

ただし、ペットが高齢な場合や犬種によっては、ペット保険の保険料も高くなります。

さきほどの「ペットについて、当初の想定以上にお金がかかったこと」でも、「ペット保険」は5位に入っていることでも、それが分かります。

ペット保険への加入を検討するときは、事前に見積をして、あなたのペットの年齢や健康状態も考えたうえで判断しましょう。

[シニアガイド編集部]