1年間に使うお金は、犬が「10万円台」、猫が「5万円未満」
千人のペットの飼い主へのアンケート
ペット保険会社のアイペット損害保険が、「ペットに関する支出調査」の結果を公開しています。
ペットに関する支出の調査は、結果が平均値になっているものが多いのですが、この調査は少し詳しい分布が分かるのが特徴です。
2019年1月に行なわれたインターネットアンケートには、全国の犬と猫飼育者1,085人が回答しています。
どちらかといえば、犬の方がお金がかかりやすい
「ペットに関連した年間支出額」を聞いています。
「犬」では「10万円以上~20万円未満」が、「猫」では「5万円未満」が最も多くなっています。
犬と猫では、犬の方が支出が大きい傾向が分かります。
ただし、犬でも「5万円未満」の人も20%以上いますし、猫でも「50万円以上」かけている人が3%います。
つまり、犬であっても猫であっても、お金のかけ方は飼い主次第であることが分かります。
その上で、“どちらかといえば、犬の方がお金がかかりやすい”と思えば良いでしょう。
予想以上にお金がかかる「病気やケガの診療費」
「ペットについて、当初の想定以上にお金がかかったこと」を聞いています。
犬と猫の両方で、「病気やケガの診療費」が一番多くなっています。
ペットの診療費は、人間のような公的健康保険制度がないため、想像以上に大きい金額になりやすいのです。
二番目に多いのは、犬では「ワクチンや健康診断などの予防費」でした。
一方、猫では「フード、おやつ」が多く挙がっています。
猫の方が、高級フードやおやつ関係の商品が充実しているので、意外と食費がかさむのかもしれません。
ペット保険加入は、ペットの状態を考えて
このアンケートでは「ペット関連支出で増えそうなもの」も聞いています。
一番多いのは、やはり「病気やケガの診療費」でした。
診療費は、お金がかかりやすい項目として、飼い主に意識されていることが分かります。
このような支出に備えるために、各種のペット保険が用意されています。
ただし、ペットが高齢な場合や犬種によっては、ペット保険の保険料も高くなります。
さきほどの「ペットについて、当初の想定以上にお金がかかったこと」でも、「ペット保険」は5位に入っていることでも、それが分かります。
ペット保険への加入を検討するときは、事前に見積をして、あなたのペットの年齢や健康状態も考えたうえで判断しましょう。