長期滞在の希望地、国内は「沖縄」、国外は「マレーシア」が1位
[2019/4/11 00:00]
「ロングステイ」先のベスト10ランキング
一般財団法人ロングステイ財団が、国内と国外の「ロングステイ希望 トップ10」を公開しています。
国内では「沖縄県」、国外では「マレーシア」が1位となっています。
10位までの順位を国内から紹介していきましょう。
旅行以上、移住未満の体験
「ロングステイ」とは、国内においては1週間以上、国外においては2週間以上に渡って滞在する余暇を指します。
つまり、旅行よりは長く、移住よりは短い期間で、その土地に滞在する付き合い方です。
これぐらい長く滞在していれば、その土地での「生活」や「日常」を体験することができるでしょう。
国内の1位は12年連続で「沖縄県」
国内の滞在希望地のランキングを紹介しましょう。
- 沖縄県
- 北海道
- 京都府
- 東京都
- 長野県
- 福岡県
- 神奈川県
- 静岡県
- 大阪府
- 鹿児島県
1位の「沖縄県」と2位の「北海道」は、12年連続です。
ロングステイ財団では、この順位について、次のようにコメントしています。
ロングステイの目的として人気の高い気候の良さ、避暑・避寒に加え、ロングステイ検討時に重要である滞在施設の充実(週単位・月単位の宿泊料金、泊食分離)などの受入環境の整備、受入サービスが充実している都道府県が希望ロングステイ先として選ばれています。
海外の1位は13年連続で「マレーシア」
次に、海外の滞在希望地のランキングを見てみましょう。
- マレーシア
- タイ
- ハワイ
- フィリピン
- オーストラリア
- 台湾
- カナダ
- インドネシア
- シンガポール
- アメリカ本土
1位の「マレーシア」は13年連続です。
ロングステイ財団では、次のように分析しています。
長期滞在査証「マレーシア・マイ・セカンドホームプログラム(MM2H)」の充実、気候、治安、医療水準に加え、ロングステイ希望国トップとしてのイメージの定着によるメディア露出の牽引もあり、広く評価されているようです。
2位の「タイ」と3位の「ハワイ」も8年連続で、安定した人気があります。
4位の「フィリピン」は、ここ数年順位が上がっています。
ロングステイ財団では、フィリピンの順位上昇について、つぎのように分析しています。
フィリピンは、LCCなどの路線網の拡充、35歳から取得可能で永住が可能なリタイアメントビザ「特別居住退職者ビザ(SRRV)」の高い利便性などが評価されました。
今回の調査結果は、ロングステイという長期滞在旅行を前提としていますが、国内外で移住を考えている人にとっても、参考となる部分が多いランキングでしょう。