転職のきっかけ第一位は「給与の低さ」
[2019/4/11 00:00]
「転職のきっかけ」1万2千人アンケート
転職情報サイトの「エン転職」が、「転職のきっかけ実態調査」の結果を公開しています。
2019年2月から3月にかけて行なわれたインターネットアンケートには、サイトの利用者12,721人が回答しています。
最大のきっかけは「給与の低さ」
「転職を考え始めたきっかけ」で一番多い回答は、「給与の低さ」でした。
給与の低さについては、次のようなコメントが寄せられています。
- 役職に就いても、忙しいだけで、ほとんど給与も変わらない」(32歳男性)
- 「7年在籍してもほとんど給与が上がらず、本社に勤めない限り昇進もないことから、転職しようと決心しました」(34歳女性)
二番目は「やりがい・達成感のなさ」と「業界・企業の将来性への不安」が続きます。
特に、将来性への不安については、いらだちを感じるコメントが寄せられています。
- 今後、海外展開をしていかなければならないが、経営層が英語すら全く話せず、他国の競業企業に明らかに劣っている点を指摘しても努力しようとしないので、将来は無いと感じた」(36歳男性)
- 一族経営で、上司も上の意見をそのまま現場に伝えるだけ。指示の内容に振り回されることが多く、退職者も絶えないので、会社の将来に不安を感じた」(25歳女性)
最大の不安は「自身の年齢」
「転職を考える中で、不安な点、気になる点」で、一番多い回答は「自身の年齢」でした。
この回答は、年齢による差が大きいのが特徴です。
20代では22%しかありませんが、30代では70%、40代以上では84%が挙げています。
転職を考える際に、自分の年齢が30代以上の場合、自分の年齢が最大の不安要素となることが分かります。
次に多いのは「希望する転職先の有無」でした。
自分が希望に添った転職先が本当にあるのかどうか不安になるのでしょう。
不安を解消するには「実際に転職活動をしてみる」
最後に、転職経験がある人に、不安な点や気になる点を、どうやって解消したかを聞いています。
一番多いのは「応募や面接などの転職活動を実際にしてみる」でした。
二番目は「今後のキャリアプランを考えてみる」です。
転職に対する不安を解消するには、まず行動をすることと、自分が将来的にどのような仕事をしたいのかを考えることが重要なようです。
考えているだけではダメですが、これを機会に考えてみることも必要というわけでしょう。