50代会社員の妻は、夫の定年後も「外で働いて欲しい」と思っている
50代に聞いた定年退職後の生活
高齢者の就労支援を行なう「マイスター60」が「定年退職後の仕事や生活についてのアンケート」結果を公開しています。
2019年3月に行なわれたインターネット調査には、50代男性会社員500名と、50代男性会社員を夫に持つ女性500名から回答を得ています。
会社の定年は「60歳」が多い
自分の勤めている会社の「定年」で一番多かったのは「60歳」でした。
次に多いのは「65歳」です。
60代前半までは働き続けたい
「いつまで働きたいか」で一番多いのは「61~65歳」でした。
年金の支給が始まる目安である「65歳」を見据えて、60代前半までは働き続けたいと思っている人が多いことが分かります。
二番目に多い回答は、男性が「66~70歳」、女性が「年齢に関係なく働けるうちはいつまでも」と分かれています。
定年後も今の会社で働きたい人が多い
「定年退職後の働き方の希望」では、会社の再雇用制度などを活用して「現在の会社で引き続き働きたい」が一番多くなっています。
定年後も働きたい理由は「お金」のため
「定年退職後も働きたいと思う理由」で一番多いのは、「お金や生活費のため」でした。
二番目に多い回答は、男性が「やりがいや生きがいのため」、女性が「社会や人との繋がりを持ちたいため」と分かれています。
定年後について話し合っていない夫婦が多い
「自分や配偶者の定年退職後の老後の生活や仕事について、配偶者と話し合っているか」と質問しています。
最も多い回答は、「あまり話し合っていない」でした。
「話し合ったことはない」と合わせると、6割近くの方が夫婦で話をしていないことが分かります。
配偶者は定年後も働いて欲しいと思っている
女性限定で、「夫が定年退職した後も外で働いてほしいか」と聞いたところ、8割以上が外で働いてほしいと思っていました。
働いてほしい理由の1つは「配偶者にずっと家に居られたくないから」
「定年退職後も、外で働いてほしい理由」で、一番多いのは「お金や日々の生活費のため」でした。
しかし、次に多いのは「配偶者にずっと家に居られたくないから」です。
もちろん、「配偶者の肉体的健康のため」や「配偶者の精神的健康のため」という回答も多いのですが、ずっと家にいられるのは困ると思っている配偶者も多いことがわかります。