子供の数が多いのは「東京都」、子供の割合が高いのは「沖縄県」
[2019/5/9 00:00]
都道府県別の子供の数
総務省統計局が、5月5日の「こどもの日」にちなんで、子供関係の人口のデータを公開しています。
その中から、都道府県別の子供の人口を紹介します。
もととなったデータは、2018年10月1日現在の人口(確定値)です。
なお、このデータでは、「15歳未満」を子供としています。
子供の人口が多いのは「東京都」
子供の人口は、全国で「1,541万5千人」です。
都道府県別で一番多いのは「東京都」でした。
東京都の子供の人口は155万人ですから、全国の子供の10分の1が東京に住んでいることになります。
東京都以外でも、「神奈川県」や「大阪府」など、人口が多い県ほど、子供の人口が多くなっています。
子供の数が多い県(万人)
- 東京都 155.0
- 神奈川県 111.1
- 大阪府 105.6
- 愛知県 100.2
- 埼玉県 89.1
- 千葉県 74.8
- 兵庫県 68.3
- 福岡県 67.4
- 北海道 57.7
- 静岡県 45.6
子供の人口が少ないのは「鳥取県」
子供の人口が、一番少ない県は「鳥取県」でした。
鳥取県の子供の人口は7万1千人で、東京の20分の1ほどです。
やはり、全体の人口が少ない県は、子供の数も少なくなってしまいます。
子供の数が少ない県(万人)
- 鳥取県 7.1
- 高知県 7.9
- 徳島県 8.3
- 島根県 8.4
- 山梨県 9.7
- 秋田県 9.8
- 福井県 9.9
- 和歌山県 10.9
- 佐賀県 11.2
- 香川県 11.9
子供の割合が高いのは「沖縄県」
単純に子供の人口で比べてしまうと、大都市ほど有利になるので、今度は「子供の比率」で比べてみましょう。
子供の比率が一番高い県は「沖縄県」でした。
沖縄県では人口の17.0%を子供が占めています。
全国の子供の比率は「12.2%」ですから、沖縄県の子供の比率が高さが分かります。
2位の「滋賀県」と比べても3%の差があり、沖縄県は子供の割合がとりわけ高い県と言えるでしょう。
子供の割合が高い県
- 沖縄県 17.0%
- 滋賀県 14.0%
- 佐賀県 13.6%
- 宮崎県 13.4%
- 熊本県 13.4%
- 鹿児島県 13.3%
- 愛知県 13.3%
- 福岡県 13.2%
- 広島県 12.9%
- 福井県 12.8%
子供の割合が低いのは「秋田県」
一方、子供の割合が低い県は、どこでしょう。
1位は「秋田県」、2位は「青森県」でした。
いずれも高齢化が進む東北地方の県です。
人口の多い大都会は、子供の割合が低いイメージがありますが、実は5位の「東京都」以外は入っていません。
それよりも、高齢化が進んだ地域の方が子供の割合が少ないのです。
子供の割合は、単純に子供の多い少ないだけではなく、その県が抱える人口問題が表れる数字なのです。
子供の割合が低い県
- 秋田県 10.0%
- 青森県 10.8%
- 北海道 10.9%
- 高知県 11.2%
- 東京都 11.2%
- 徳島県 11.3%
- 岩手県 11.3%
- 富山県 11.6%
- 山形県 11.6%
- 福島県 11.6%
- 新潟県 11.6%