「家に仏壇がある」人は42%、「以前はあったが処分した」人が4%
[2019/5/29 00:00]
仏壇に関するアンケート
調査会社の楽天インサイトが、「終活に関する調査」の結果を公開しています。
2019年4月にインターネットで行なわれた調査には、全国の20代から60代の男女1,000人が回答しています。
この記事では、「仏壇」についての調査結果を紹介しましょう。
家に仏壇のない人の方が多い
自分の家に仏壇がある人は、回答者全体の42%でした。
つまり、家に仏壇がある人の方が少ないのです。
「以前から仏壇がない」人は55%、「以前はあったが処分した」人が4%います。
「60代」は仏壇がある人の方が多い
「家に仏壇がある」人の割合を年代別に見ると、年齢が高くなるほど仏壇のある人が増えていきます。
「60代」になると、所有率が50%を超え、仏壇を持っている人の方が多くなります。
仏壇は気軽に引き継げない
このアンケートでは、「仏壇が以前はあったが処分した」という人に、処分した理由を聞いています。
- 引越しをして置く場所がなくなったから
- 両親が亡くなり、実家の仏壇を引き継げないから
- 子どもや他の家族に面倒をかけたくないから
この回答を見ると、「仏壇」は存在感が大きく、気軽に引き継げないものであることが分かります。
仏壇は、故人を慰霊し対話するための装置ですが、それだけに、うかつに取り扱えない重たい存在なのです。
例えば、マンション住まいの場合、リビングルームに昔ながらの仏壇が置けるかというと難しいでしょう。
お寺さんとの関係や宗教的な問題がなければ、仏壇にこだわらず、故人の写真を飾って新鮮なお花とお水を供えるという方法もあります。
逆に「仏壇」という形にこだわるのであれば、リビングルームに置ける「ミニ仏壇」や「家具調の仏壇」なども用意されていますので、検討してみましょう。