自分にとって望ましい家は「一戸建て」か「マンション」か「賃貸」か
1,600人が答えた「望ましいと考えている住宅」
自分が住みたいと思っている家の形は人それぞれで異なります。
いま、みんなはどんな家が欲しいと思っているのでしょうか。
国交省の調査から「あなたにとって今後望ましいと考えている住宅」について探ってみましょう。
この調査は「土地問題に関する国民の意識調査」という毎年行なわれている調査の一部です。
今回使ったデータは、2018年11月から12月にかけて面接によって調査されたもので、有効回答数は1,604件でした。
6割以上が「一戸建て」を希望
まず、「望ましい住宅の形態」を聞いています。
一番多いのは「一戸建て」で、全体の6割を超えています。
独立した「一戸建て」住宅を希望する人はとても多いことがわかります。
そして、「戸建て・マンションどちらでもよい」が2割、「マンション」が1割を占めています。
7割以上が「土地も建物も所有したい」
「自分が住むための住宅の所有」について聞いています。
一番多いのは、「土地・建物については、両方とも所有したい」で7割を超えました。
家も土地も所有したいという気持ちは、とても強いものであることが分かります。
そして、「借家(賃貸住宅)で構わない」が1割強で続いています。
「建物を所有していれば、土地は借地でも構わない」と答えた人は4%しかいません。
できれば「新築」が希望
住宅や土地を所有したいという人に限って、「所有したいと思う住宅は、新築住宅ですか、中古住宅ですか」と聞いています。
やはり、「新築住宅」と答えた人が多く、5割を超えています。
そして、「新築・中古どちらでもよい」は4割弱でした。
これだけ見ると、意外と多くの人が中古住宅を受け入れているように見えます。
しかし、最初から「中古住宅」と答えた人は2%だけでした。
つまり、中古でも良いという人の多くは、「できれば新築の方が良いが、条件しだいで中古でもよい」ということであって、最初から中古住宅を目指す人は、とても少ないのです。
“土地付き新築一戸建て”へのあこがれは強い
今回の調査では、自分が住む家について、「一戸建て」「土地も建物も所有したい」「新築住宅」という希望が、とても強いことが分かりました。
過去の調査結果をみると、「マンション」や「賃貸住宅」を支持する人は、少しずつ増えてきています。
しかし、“土地付き新築一戸建て”へのあこがれは、まだまだ強いことが分かります。