老後に2,000万円の貯金が必要と聞いて、「以前からそうなると思っていた」人が半分を超える
[2019/7/1 00:00]
老後の貯金についてのアンケート
旅行サイトのエアトリが、「老後の貯金に関するアンケート調査」の結果を公開しています。
2019年6月に行なわれたインターネット調査では、10代~70代の男女959人が回答しています。
「老後に2000万円」でも慌てない人が多い
2019年6月に流れた「老後に2000万円の貯金が必要になる」というニュースを聞いてどう思ったかを聞いています。
半分以上の人が、「以前からそうなると思っていた」と回答しています。
年金だけで生活することは厳しいと知っていた人は、かなり多かったことが分かります。
7割以上の人が「何もしていない」
「老後に2000万円の貯金」との報道を聞いても、7割以上の人は「何もしていない」と回答しています。
すぐにできる対策がないこともあって、今回のニュースは冷静に受け止められているようです。
50代以上では「2,000万円以上」の貯金がある人も多い
現在の貯金額を聞いたところ、回答者の年代によって大きな差がありました。
一番多い金額は、30代以下と40代は「50万円未満」ですが、50代と60代以上は「2,000万円以上」でした。
ただし、各年代とも「50万円未満」から「2,000万円以上」まで分布しており、個人による差が大きいことが分かります。
4人に1人は「2,000万円以上貯められる」
「年金受給前にどのくらい貯金ができるか」という質問で、一番多い回答は「2,000万円以上」でした。
平均すると、4人に1人は「2,000万円以上貯金できる」と回答しています。
ただし、比較的貯金の多い60代でも、18%の人が「50万円未満」と回答しており、貯金ができる見込みがある人とない人に、くっきりと分かれています。