投資口座を持つ個人の8割以上が「老後資金は2,000万円では足りない」と回答
[2019/7/1 00:00]
投資口座を持つ個人へのアンケート
マネックス証券が、「老後2000万円問題に関するアンケート」の結果を公開しています。
2019年6月に行なわれたインターネット調査には、マネックス証券に投資口座を持つ9,618人が回答しています。
86%の人は「2千万円以上」が必要と回答
「自分には老後資金がいくら必要だと思うか」という質問で、一番多い回答は「5千万円以上」でした。
回答者の86%は「2千万円以上」が必要としています。
毎月の積み立て額は1万円から5万円の範囲
では、回答者は、どれぐらい積み立てをしているのでしょうか。
積立投資をしている人の毎月の積立額を聞いています。
一番多いのは「1万円以上5万円未満」でした。
全体の8割は、1万円から10万円の範囲で積み立てをしています。
人にすすめられるのは「NISA」と「iDeCo」
「人にすすめても良いと思える金融商品または投資制度」という質問に、一番多いのは「NISA(ニーサ)」でした。
これには「つみたてNISA」と「ジュニアNISA」も含みます。
次に多いのが「iDeCo(イデコ)」と呼ばれる個人型確定拠出年金でした。
NISAとiDeCoは、有利な投資ができるように国によって用意された非課税制度です。
このような制度についても、きちんと調べている様子が伺えます。
不安が増した人は20%止まり
今回のアンケートで、「老後資金2,000万円不足問題の報告書を受けてセカンドライフに対する不安が増した」という人は20%でした。
資産形成への関心が高く、証券会社に口座を開いている人たちだけに、自分の老後に必要な金額は、とっくに承知していたということでしょう。
そして、自分の老後資金として「5千万円以上」を希望する人が4割を超えています。
自分で、かなり高い目標を設定して、着々と運用を行なっていることが分かります。