「貯金実態調査」の平均は「317万円」、でも回答者の半分は「100万円以下」
[2019/7/3 00:00]
カードローン情報サイトによる貯金の実態
カードローン情報メディア「ワイズローン」が、「貯金実態調査」の結果を公開しています。
借金を希望する人のために、カードローンの比較を行なうサイトが行なった調査だけに、回答者は会社員、主婦、学生など、幅が広く、ある意味でリアリティのある結果が出ています。
2019年6月に行なわれたインターネット調査には、全国の男女1,060名が回答しています。
回答者の半分は貯金が百万円以下
「回答者の世帯の貯金額」の平均は「317万円」でした。
しかし、貯蓄が「0(ゼロ)」の世帯を除き、貯蓄が少ない順から順番に並べたときに、中央にいる世帯の貯金額である「中央値」は、「100万円」でした。
つまり、回答者の半分は、貯金額が100万円以下ということになります。
同じ100万円以下でも差は大きい
さらに、貯金額が100万円以下の回答を詳しく見ると、「0~10万円」と「95~100万円」の2つピークがあります。
つまり、一口に貯金額が100万円以下と言っても、ほぼ貯金がない世帯と、100万円近くある世帯に分かれているので、ひとまとめにはできません。
貯金の目的は「老後の備え」
貯金の目的は「老後の備え」が一番多く、半分以上を占めています。
老後の生活への不安は強く、貯金をする動機となっているようです。
それ以外では、「子供の教育資金」と「住宅購入」が続きます。
長く貯金しているほど、貯金の金額が大きい
「貯金の金額」と関係が強い項目は「貯金の年数」でした。
データを見ると、貯金をしている年数が長いほど、貯金額が多くなっています。
貯金をするにあたっては、できる限り早い段階から長期間に渡って貯金にはげむことが大切であると分かります。