東京周辺の葬儀費用は「140万円」、宗教者に「41万円」
[2019/8/8 00:00]
喪主として葬儀を行なった人へのアンケート
冠婚葬祭互助会の「くらしの友」が、葬儀の主催者である「喪主(もしゅ)」を経験した人へのアンケート結果を公開しています。
2019年6月に行なわれたインターネット調査には、過去5年以内に3親等以内の故人の葬儀を、喪主として行なった400人が回答しています。
回答者は、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県に在住する40代から70代の男女です。
困ったことがあった人は27%
「葬儀の喪主を経験して困ったことはありましたか」という質問に対して、「あった」という人は27%でした。
実際に葬儀を行なってみて、困ったことがあった人は、全体の4分の1ぐらいに留まっています。
「葬儀」や「お布施」の相場が分からない
困ったことがあったと回答した人に、その内容を聞いています。
一番多いのは「葬儀費用の相場がわからない」でした。
次に多いのは「心づけや僧侶へのお布施の額がわからなかった」です。
いずれも、お金に関することであり、どれぐらいにすれば良いのか相場が分からず困るのです。
葬儀に140万円、宗教者の41万円が平均
実際には、葬儀にどれぐらいの費用が掛かるのでしょう。
葬儀を行なった葬祭業者に払った金額の平均は「140万8,800円」でした。
また、宗教者に要した金額は、戒名料なども含めて「41万6千円」でした。
両方を合わせると、180万円ぐらいが目安のようです。
費用の負担は「故人の資産」と「喪主」が中心
葬儀について、「香典でまかなえなかった分の費用を誰が負担したか」を聞いています。
一番多いのは「故人の資産」でした。ほぼ半分を占めています。
次に多いのが「喪主」で、2割を超えています。
葬儀の費用の負担は、「故人の資産」と「喪主」の2つが中心で、「喪主以外の親族」などが費用を負担することはあまり多くないようです。
親族からお金を貰うときは、香典という形をとることが多いのでしょう。