「マンション」「一戸建て住宅」を売るときの、仲介業者のランキング

[2019/9/8 00:00]

「不動産仲介/売却」のランキング

実際に利用したユーザーの満足度調査を行なう「オリコン顧客満足度」を展開するoricon MEが、「不動産仲介/売却」のランキングを公開しています。

このランキングは、手持ちの不動産を売却するときに利用する「不動産仲介会社」を評価するものです。

ランキングは、扱う不動産によって「マンション」と「戸建て」の部門別に分かれています。

「マンション」のランキング

マンションの仲介業者のランキング1位は「住友林業ホームサービス」でした。

「住友林業ホームサービス」は、8個ある評価項目のうち、「問い合わせ対応」「担当者の接客力」「媒介手続き」「売却サポート」「契約手続き」の5項目で1位を獲得しました。

「住友林業ホームサービス」については、次のコメントが寄せられています。


担当者の熱意がよく伝わり、任せてもいいと思った。売却価格も希望を聞いてくれ、実際に良い相手を探してくれた(60代男性)


最初から最後まで誠実に対応してもらった(60代女性)

2位は「野村の仲介+」、3位は「三井住友トラスト不動産」でした。

「戸建て」のランキング

一戸建て住宅の仲介業者のランキング1位は「野村の仲介+」でした。

「野村の仲介+(プラス)」は、8個ある評価項目のすべてで1位を獲得しました。

「野村の仲介+」については、次のコメントが寄せられています。


最初から最後までじっくり話しを聞いてくれた。できない事、できる事をはっきりしてくれて新しい提案などしてくれた(60代女性)


初めての売却だったので事細かに説明をしてくれた(60代男性)

2位は「近鉄の仲介」、3位は「住友林業ホームサービスでした。

「仲介」というシステムを理解して使おう

住み替えや、相続財産の処分などで不動産を売却する場合、「不動産仲介業者」に依頼することが多くなっています。

「仲介業者」は、自分がその不動産を買い取りするのではなく、買ってくれる人を見つけてくるのが仕事です。

そして、売る側と買う側の両方から、手数料を得るわけです。

売却する際の手続きは、次のようになります。

売却の相談→価格の査定→媒介契約→販売活動→契約締結→引き渡し

注意するポイントは2つあります。

一つは、仲介業者と結ぶ「媒介契約」の種類です。

これには、一社にすべて任せる「専属専任媒介契約」、買い主との直接交渉ができる「専任媒介契約」、複数の会社に並行して頼める「一般媒介」があります。

仲介業者にどこまで任せるかで決めましょう。

また、この3つの契約の違いをきちんと説明してくれるかどうかで、その仲介業者が信頼できるかどうかが分かります。

もう一つは、「買取保証制度」です。

媒介を依頼しても、必ずその物件が売れるとは限りません。

その場合、期日までに売却ができなかった場合は、あらかじめ取り決めた価格で、仲介業者が買い取りをしてくれるのが「買取保証制度」です。

ただし、一般的に「買い取り」になると、「仲介」よりも価格が安くなります。

「買取保証制度」を利用する可能性がある場合は、あらかじめ買取価格を確認しておきましょう。

なお、「相続税を払うために早く売りたい」「不動産の条件が悪く売れにくいことが予想される」などの条件がある場合は、仲介に出しても、買い手が見つからない場合があります。

その場合は、目標とする売却価格を引き下げて、「仲介」ではなく最初から買い取りをしてくれる業者を探すことも検討してください。

[シニアガイド編集部]