8割の人は、定年後に生活水準が下がる

[2019/9/17 00:00]

定年退職者に聞いた生活実態

不動産投資会社の大和在託が、退職シニアの実態についてアンケート結果を公開しています。

2019年8月に行なわれたインターネット調査には、 定年退職者150人が回答しています。

「生活水準が下がった」が8割

退職前と比較した生活水準の変化を聞いています。

「生活水準が下がった」という回答は79%で、「生活水準が上がった」という人は21%にとどまりました。

定年退職後は、生活水準は下がると覚悟しておいたほうがよさそうです。

出典:データを基に編集部が作成

「準備不足を後悔している」が6割

退職後の生活に備えた対策や準備について、「後悔している」人は57%、「後悔していない」人は43%でした。

定年退職車の6割近くが、定年になる前の準備について、何らかの後悔を抱えています。

出典:データを基に編集部が作成

収入の柱は「公的年金」

「定年退職後の生活費の資金源」を聞いています。

一番多いのは「公的年金」でした。

やはり、「公的年金」が老後生活の柱です。

次に多いのは「貯蓄」でした。

公的年金だけでは足りない分を、定年退職前に蓄えた貯蓄から取り崩しているのでしょう。

以下、「再就職による給与」「資産運用」「個人年金」などが挙がっています。

出典:データを基に編集部が作成

年金を補うための収入を準備しよう

今回のアンケートでは、定年退職後に生活水準が下がることが明らかになりました。

また、老後生活に対する準備を後悔している人も多く、けっきょく「公的年金」が生活の柱となっています。

できるだけ早い時期から、「貯蓄」や「個人年金」などを利用して、公的年金を補うための資産を貯めることを目指しましょう。

[シニアガイド編集部]