高齢者の就業率は「24.3%」。60代後半なら46%が働いている
[2019/9/18 00:00]
働く高齢者についてのレポート
総務省統計局が、「働く高齢者」についてのレポートを公開しています。
65歳以上の高齢者で、仕事をしている人の数は「862万人」で過去最多でした。
男性は3人に1人が働いている
2018年の高齢者の就業率は、「24.3%」でした。
性別で見ると、男性が33.2%、女性が17.4%です。
65歳以上の高齢男性は、3人に1人の割合で働いています。
また、就業率を年齢別に見ると、60代後半では半分近くが、70代前半でも3分の1ぐらいの割合で働いていることが分かります。
高齢者の就業率は「韓国」に次ぐ高さ
高齢者の就業率を主要国と比較すると、韓国に続く2位となっています。
働いている人の12.9%は高齢者
全ての働いている人のうち、高齢者が占める割合は「12.9%」で、過去最高でした。
働いている人の10人に1人以上は、高齢者が占めています。
非正規雇用で雇われて働いている人が多い
働いている人のうち、「役員」は12.5%、「自営業」は32.6%、「役員を除く雇用者」が54.9%でした。
半分以上の人は、誰かに雇われて働いています。
なお、「役員を除く雇用者」のうち、70%以上は「パート・アルバイト」や「契約社員」などの非正規雇用者です。
この年代になると「自分の都合のよい時間に働きたいから」などの理由で、労働時間などを調整しやすい非正規雇用を選ぶ人が多くなっています。