高齢者の3人に1人は、スマホのおかげで「15歳若返った」と感じている

[2019/9/23 00:00]

10カ国を対象にした国際調査

電子機器メーカーのレノボが、「テクノロジーが日常生活と社会に与えるインパクト」についての国際調査の結果を公開しています。

その結果、日本では、「74歳以上」の3人に1人が、日ごろからスマホなどに触れていることで「若返る」と回答し、シニア層の日常生活を、テクノロジーが活気づけていることが明らかになりました。

この調査は、2019年3月から4月にかけて、世界10カ国(日本、米国、メキシコ、ブラジル、中国、インド、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア)で、のべ15,226人を対象に、実施されました。

「15歳若い気分」と回答

日本国内の調査結果では、「74歳以上」の「32%」が、スマホに代表されるテクノロジーのおかげで若返った気分だと回答しました

「実年齢より何歳若返った気分を味わえるか」という問いには「平均15歳」と回答しています。

また、回答者の52%が、テクノロジーによって家族や友人と連絡を取りやすくなったと回答しています。

さらに、69%が、テクノロジーによって知識が深まったと回答しています。

高齢者の多くが、スマホなどのテクノロジーに対して、肯定的に評価していることが分かります。

出典:レノボ

国によって違うスマホへの評価

高齢者がテクノロジーを高く評価する傾向は他の国でも現れています。

調査対象となった10カ国の平均では、「74歳以上」の32%がテクノロジーによる若返り感を肯定しました。

しかし、先進国間でも、テクノロジーに対する姿勢は異なっています。

イタリアでは59%が肯定的な回答をしたのに対し、フランスでは14%にとどまりました。

また、アメリカやイギリスも、肯定的な回答が30%を切っています。

スマホは便利な道具ですが、その国の持つ文化によって、その評価には差が出るようです。

出典:レノボ
[シニアガイド編集部]