今後の仕事にパソコンスキルが必要と思う50代は80%。自信があるのは35%
50代に聞いた「今後の仕事」
「パソコン教室 わかるとできる」が、「今後のお仕事への意識に関するアンケート」の結果を公開しています。
2019年9月に行なわれたインターネット調査には、全国の働いている50代の男女223人が回答しています。
「60代は働きたい」と「働ける限り」の2つに分かれる
「何歳まで働き続けたいか」という質問に、一番多い回答は「61~65歳」でした。
次に多いのは「働ける限り働きたい」です。
全体の傾向を見ると、「60代は働きたい」という人と「働ける限り働きたい」の2つに分かれるようです。
働く理由は「お金関係」が多い
「働き続けたい理由」を聞くと、「日々の生活費」が一番多い回答でした。
「日々の生活費」以外でも、「今後の蓄え」た「おこづかい」など、金銭に絡んだ回答が多くなっています。
金銭以外では、「健康維持」や「社会との接点」などが理由となっています。
パソコンのスキルは必要と思うが自信が無い
パソコン教室らしく、「働き続ける上でパソコンスキルは必要か」と聞いています。
「とても必要」と「必要」を合わせると、80%の人が必要性を感じています。
しかし、「自分のパソコンスキルの満足度」を聞くと、「かなり満足」と「満足」の合計は35%に留まっています。
つまり、パソコンスキルの必要性は分かっているが、自分自身のスキルには自信が無いという人が多いのです。
50代にとってパソコンは“後から来た存在”
アンケートの回答者からは、「パソコンについて苦労した経験」として、次のようなコメントが寄せられています。
- きちんと学んだわけではないので用語もわからないし、簡単な作業もできないことがある。
- 前任者から仕事を引き継いだが、向こうのレベルが高すぎて、時間と努力を必要とした。
現在の50代にとって、パソコンは社会人になってから普及した、“後から来た存在”です。
そのため、人によってスキルに差があるのは当たり前ですし、近くにあってもきちんと学ぶ機会がなかった人も多いのでしょう。
ただし、同じコメントにあった「マウスを使うのが下手で、何度やってもコピー&ペーストがうまくできない」というレベルの人は、これから無理にパソコンを学ぶよりも、パソコンを必要としない職種や職場を探すという選択肢を考えても良いのではないでしょうか。