スマホよりノートPCを使う人が多いのは「60代以上の男性」だけ
60代以上の男性はスマホよりノートPC
「スマホよりもノートPCを使う人が多いのは60代以上の男性だけ」という調査結果がありました。
これは、情報インフラ運営会社のプラネットが行なった「パソコンに関する意識調査」によるものです。
2019年7月から8月にかけて行なわれたインターネット調査には、全国の男女1,117人が回答しています。
ほとんどの年代で「スマホ」が優勢
最初に、自宅で使用するIT機器の種類を年代別に見てみましょう。
男性は、20代から50代までは「スマホ」が多く、「60代以上」のみ「ノートパソコン」が多くなっています。
女性は、すべての年代で「スマホ」が多くなっています。
なお、この調査は、インターネット上でアンケートに答えられるだけの知識をもった人が対象になっているためか、若い年齢層でもパソコンを持っている人が多い印象です。
パソコンとスマホの用途に差はない
パソコンとスマホで、用途に違いがあるのでしょうか。
実は、主な用途の上位5つの顔ぶれは変わりません。
- ウェブサイト/ニュース/ブログなどの閲覧
- ネットショッピング
- 動画/映像コンテンツ/音楽の視聴
- 写真データの保存やプレビュー
- メール/コミュニケーションアプリなどの利用
ただし、同じ用途であっても、性別によって使う機器に違いがあります。
例えば、「動画・映像コンテンツ・音楽の視聴」や「写真データの保存やプレビュー」は、男性はパソコン、女性はスマホを使う人が多くなっています。
「男性はパソコン派、女性はスマホ派」と言っても良いでしょう。
パソコンを使う理由
主にパソコンを使う人に、「パソコンを使う理由」を聞いています。
上位5つは次の通りでした。
- 画面モニターが大きくて作業がしやすい
- キーボードなので文字が打ちやすい
- 処理が速い
- 長時間作業に向いている
- 長年使い慣れている
画面の大きさや、キーボードがあることによる入力のしやすさ、そして「使い慣れている」ことが理由となってます。
老眼に悩む高齢者の場合、大きな画面は魅力的でしょう。
また、タッチパネルよりも、キーボードとマウスの方が慣れているということも大きいでしょう。
パソコンを使わない理由
では、パソコンを使わない人は何が理由なのでしょう。
上位5つは次の通りでした。
- 必要性がない/持っていない
- スマホやタブレットを使っている
- パソコンは起動に時間がかかる
- 職場のパソコンで十分、自宅では必要ない
- パソコンは高価
つまり、スマホに満足しており、わざわざパソコンを使う必要を感じないということでしょう。
適材適所で使い分ける
私用で使うIT機器の選択は、「慣れ」が重要な要素です。
同じことができるのであれば、「スマホ」であれ、「パソコン」であれ、使い慣れた方を使うというのも、一つの判断でしょう。
例えば、「年賀状の作成」や「CDやDVDの再生・視聴」などは、パソコンが得意とする分野でしょう。
一方で、SNSはパソコンでもスマホでもできますが、スマホを使っている人が圧倒的に多いことが分かりました。
自分の慣れや環境に応じて、うまく適材適所で使い分けましょう。