「ペット保険」のランキング

[2019/10/5 00:00]

「ペット保険」のランキング

実際に利用したユーザーの満足度調査を行なう「オリコン顧客満足度」を展開するoricon MEが、「ペット保険」のランキングを公開しています。

「ペット保険」は、飼っている犬や猫が病気やケガで治療を受けたときに、医療費の一部を保険金として受け取れるものです。

ペットには公的な保険が無く、医療費の全額を飼い主が負担しなければなりません。

そのため、自己負担を減らすことができるペット保険が、ここ数年で急速に普及しています。

今回の調査には、過去5年以内に飼っているペットが治療を受け、保険金を受け取った経験がある全国の3,826人が回答しています。

上位3社で評価項目を独占

ランキングの1位は「PS保険(ペットメディカルサポート)」でした。

「PS保険」は、5個ある評価項目のうち、「加入・更新手続き」、「保険プラン」、「保険料」の3項目で1位を獲得しました。

「PS保険」については、次のコメントが寄せられています。


保険申請してから保険金の振込がとても早い。猫が歳をとっても保険料が高くなりすぎない(30代女性)


電話で問い合わせしたとき、分かりやすく丁寧に教えてもらった(40代女性)

2位は「アクサ損害保険(アクサダイレクト)」でした。

評価項目別の「付帯サービス」で1位となっています。

3位は「アニコム損害保険」でした。

評価項目別の「保険金・給付金」で1位となっています。

この3社で評価項目を独占しており、昨年のランキングでも上位を占めています。

ペット保険は後払いが中心

「ペット保険」については、加入前に知っておきたいことが2つあります。

一つは、運営している会社の種類です。

「ペット保険」は、人間を対象とした生命保険会社ではなく、「少額短期保険会社」と「損害保険会社」から提供されています。

今回のランキングで言えば、1位の「PS保険」は少額短期保険会社、2位と3位は社名の通り損害保険会社です。

「少額短期保険会社」と「損害保険会社」では、資本の大きさや管理される法律などが異なります。
ただし、ペット保険の場合は、支払われる保険料も小さいので、どちらを選んでも大きな差はありません。

会社の種類よりも、自分に合った保険商品を優先して選べば良いでしょう。

知っておきたいことの2つ目は、保険料の受け取り方です。

人間の場合、健康保険に入っていれば、治療を受けた時に払うのは治療費の一部で済みます。

しかし、ペット保険ではほとんどの場合、治療を受けた後で、獣医に診断書を書いてもらってから、保険金の請求をすることになります。

つまり、治療を受けるときは治療費の全額を支払い、保険金は後払いで受け取るのです。

また、診断書も無料ではありません。

獣医にもよりますが、「診断書は、書式によらず一律5千円」などの掲示をするところも増えてきました。

ですから、治療費が高くない場合は、ペット保険を使うメリットがあまりありません。

実際にペット保険への加入を考えるときは、ペットの年齢や健康状態なども含めて、よく検討してください。

なじみの獣医さんがいる場合は、「先生のところでは、どこかおすすめのペット保険はありますか」と聞いてみるのも良いでしょう。

獣医が提携している保険会社の場合、「窓口精算」に対応していて、最初から治療費を全額払わなくても済む場合があります。

[シニアガイド編集部]