将来の最大の不安は「病気」と、それによる生活不安
将来の不安に対するアンケート
SBI生命保険が、「将来の不安に対するアンケート」の結果を公開しています。
将来についての最大の不安は「生活習慣病やがんなどの病気」であり、それによってもたらされる「失職」や「収入減」であることが分かりました。
2019年8月から9月にかけて行なわれたインターネット調査には、全国の20代から60代の男女1,000人が回答しています。
「病気」「災害」「事故」が将来の不安要素
まず、「将来について、どのようなことに不安を感じるか」を聞いています。
一番多いのは「病気(生活習慣病、ガンなど)になる」でした。
回答者の7割以上が、これを挙げています。
「災害に遭う」と「事故に遭う」も半分以上の人が挙げています。
つまり、「病気」「災害」「事故」の3つが、代表的な不安要素であることがわかります。
病気がもたらす「失職」「収入減」が不安
「もしも病気になった場合、何を最も心配に感じるか」を聞いています。
一番多いのは「失職、収入減」でした。
仕事を失って、収入が得られなくなる不安が大きなことが分かります。
そして、「治療費」「家族の負担」「生活費等の不足」が続きます。
お金がかかることや、家族に負担がかかることを心配する人が多いのです。
最大の対策は「貯金」
「将来の不安を解消するために、今後行ないたいと思う手段」を聞いています。
一番多いのは「貯金を増やす」で、ほぼ半分の人が支持しています。
二番目も「倹約する」ですから、お金を蓄えることが将来に備える手段であると考える人が多いようです。
お金以外の対策としては「生命保険への加入」や「ネットや本で情報を集める」が挙がっています。
貯金の金額は「20万円未満」が多い
最後に、「将来の備えとしての貯金の金額」を聞いています。
一番多いのは「0円~20万円未満」でした。
次いで、「100万円~300万円未満」や「20万円~100万円未満」が多くなっています。
貯金の金額は、幅広く分散していますが、約5割の人は「300万円未満」でした。
利用できる制度を知ることで不安が解消できる
アンケートの回答から、将来の不安として大きいのは、「病気が原因で、働けなくなって収入が得られなくなること」であると分かりました。
それに対する備えとしては、「貯金をしてお金を蓄えておくこと」が重要と考えられています。
ただし、実際に貯金できている金額は「20万円未満」という人が多く、思うように貯まっていない様子が分かります。
しかし、突然の病気に備える手段は、貯金以外にもあります。
例えば、健康保険には「高額療養費制度」があり、普通の収入であれば、医療費は月に8万円ちょっとが上限です。
通常の治療を受けている場合は、これ以上の医療費は掛かりません。
また、サラリーマンの場合は、長期に休職した場合の「傷病手当金」などの制度も用意されています。
将来への不安は、何も知らないことから生まれ、放っておくとどんどん大きく育ってしまいます。
自分が手にしている武器を知ることで、解消できる不安も多いでしょう。
その上でなお不安や不足を感じるのであれば、生命保険や共済などで、備えを強化することを考えましょう。