消費税増税前に駆け込みで買い物をした人は「14%」。買ったのは「日用品」
消費税増税前の駆け込み消費のアンケート
キャッシュレス決済会社のカンムが、「消費税増税前の駆け込み消費」に関するアンケート結果を公開しています。
2019年10月に行なわれたインターネット調査には、1,376人が回答しています。
駆け込み消費をした人は14%
このアンケートでは、「駆け込み消費」を、2019年10月1日の消費税率引き上げを前にした買い物と定義しています。
増税前に「駆け込み消費」をした人は、回答者の14%に留まりました。
駆け込み消費の対象は「まとめ買い」
「駆け込み消費」をした人は、何を購入したのでしょうか。
一番多い回答は、「普段買っているもののまとめ買い」でした。
次に「普段なら買わないが増税前ならおトクだと思ったもの」と「いつ買おうか迷っていたもの」が続きます。
購入したのは「日用品/雑貨」
もう少し具体的に、駆け込み消費した品目を聞いています。
上位は「普段買っているもののまとめ買い」で占められています。
なかでも、「日用品/雑貨」が多く、半分以上の人が買っています。
そして、「食料品」と「たばこ」が続きます。
「食料品」は軽減税率制度のおかげで、消費税率が8%のままなのですが、それを知らずにまとめ買いした人が多いようです。
4人に1人は「前日」になってから行動
「駆け込み消費」した時期を見ると、一番多いのは「1週間前まで」でした。
消費税増税のニュースが盛んに流れるようになってから、行動に移していることが分かります。
さらに、4人に1人は「前日(9月30日)」になってから、駆け込み消費をしています。
おトクだったと思っている人は7割
駆け込み消費をした人に「総合的に見ておトクだったか」と聞いています。
7割以上の人は「おトクだった」としています。
その理由は、「増税前より安く買えたから」と「セールで買えたから」でした。
しかし、3割近い人が「駆け込み消費がおトクではなかった」と思っていることは覚えておいて良いでしょう。
駆け込み消費しなかったのは「無駄遣いしそうだった」から
最後に、回答者の86%を占める「駆け込み消費」をしなかった人に、理由を聞いています。
一番多い回答は、「無駄遣いしそうだった」でした。
次いで「急いで買う必要はなさそうだった」と「軽減税率やキャッシュレス・ポイント還元の対象になるので、する必要はなさそうだった」が続きます。
消費税増税を前にしても、多くの人は、慌てずに日常と同じ消費行動を続けていたことが分かります。