ユーチューバーの月収は「1~5万円」、作業時間は「1日3時間以内」が最多
ユーチューバーへのアンケート
ユーチューバー紹介メディア「ユーチューバーNEXT」が、ユーチューバーへのアンケート結果を公開しています。
2019年10月に行なわれたアンケートには、817人のユーチューバーが回答しています。
月収は「1~5万円」が多い
ユーチューバーとしての「月収」で一番多いのは「1~5万円」でした。
次に多いのが「1万円未満」です。
ユーチューバーとしての収入は、おこづかい程度の人が多いことが分かります。
ただし、「5~10万円」と「10~30万円」を合わせると3割近くに達します。
3人1人ぐらいの割合で、アルバイトから本業に近い稼ぎがあることが分かります。
グラフでは、「200万円未満」まで表示していますが、「200万円台」が4人、「400万円台」が1人いました。
大当たりすれば、大きく稼げる可能性があることが分かります。
1日の平均作業時間は「3時間以内」
ユーチューバーとしての業務に費やしている時間は、一日平均で「1~3時間」が多くなっています。
しかし、作業時間に7時間以上を費やしている人も、1割近くいます。
きちんとやると思うと、シナリオ、撮影、編集などそれなりの時間がかかる仕事であることが分かります。
少なくとも8割以上が「兼業」
回答者の85%は、他に職業を持つ「兼業ユーチューバー」でした。
このアンケートでは、「学生ユーチューバー」は「専業」に分類されているので、本当の意味で「ユーチューバー」だけに専念している人は、さらに少ないと思われます。
4割近くが「会社員」
「兼業ユーチューバー」に、本業の職種を聞いています。
一番多いのは、「会社員」で4割近くを占めています。
次いで、「自営業」「経営者」「専門職」の順となっています。
少なくとも1,000人以上を集める魅力が必要
アンケートで分かったことをまとめてみましょう。
- 月収は5万円以下が多いが、稼ぐ人は稼いでいる
- 作業時間は1日3時間以内が多いが、かける人は時間をかけている
- ユーチューバーの多くは「専業」ではなく「兼業」
- 本業は「会社員」と「自営業」が多い
つまり、「ユーチューバー」の多くは、そこそこの時間を費やして、そこそこの収入が得られる「副業」として行なっていることが分かりました。
一攫千金に成功して、ものすごく稼いでいる人は、ごく一部なのです。
なお、ユーチューバーの収入源は、Googleによる広告です。
しかし、広告収入を得るためには、「チャンネル登録者数が1,000人以上、かつ総再生時間が 4,000時間以上」という制約があります。
つまり、今回のアンケートに回答している、収入が得られているユーチューバーは、それだけですでに成功者なのです。
その下には、登録者数が基準に満たずに、収入が得られない「ユーチューバー志望者」がたくさんいることも覚えておきましょう。