65歳以上のエンジニアが働く理由は「収入」、「年金だけでは足りない」が5割
65歳以上のエンジニアの働き方
エンジニアリングソリューション会社のメイテックが、「エンジニアの定年後の就労」についてのアンケート結果を公開しています。
2019年7月から9月にかけて行なわれたインターネット調査には、65歳以上のエンジニア500人が回答しています。
1カ月の生活費は「20~24万円」
最初に、働いている人も働いていない人も含めて、「現在の生活費」を聞いています。
一番多いのは1カ月に「20~24万円」でした。
10万円台から20万円台が多いのですが、人によってかなり差があることが分かります。
「年金だけでは足りない」人が5割
次に、「年金だけで生活費が足りるか」と聞いています。
「足りていない」という人が半分を占めています。
「足りている」人が4割弱、残りが「分からない」でした。
年金の金額は、現役時代の働き方や収入によって変わるので、一概には言えませんが、「年金だけで生活するのは苦しい」と感じている人が半分もいるということは覚えておいて良いでしょう。
働いている人は「3割」
「現在働いていない」人は7割でした。
つまり、65歳以上で働いているエンジニアは、3割に留まっています。
仕事をしている人では、「週5日」働いている人が多く、全体の16%を占めています。
働きたい理由は「収入」
「働きたい理由」では、「収入を得たい」が7割以上を占めています。
「社会との接点がほしい」や「生活習慣の維持」などの理由も挙がっていますが、収入を得ることが一番の目的です。
人のつながりで仕事を見つけた人が多い
「仕事を見つけた方法」で一番多いのは「知人や取引先などの紹介」でした。
そして、「勤めていた会社で再雇用」が3位、「勤めていた会社で定年延長」が4位に入っています。
つまり、5割以上の人が、現役時代のつながりから仕事を得ています。
いつまでも働き続けられる人は、現役時代の成果や人間関係が財産となっていることが分かります。
遠回りなようでも、目の前の仕事をきちんとすることが、定年後も働き続けるコツと言えるでしょう。