結婚指輪を二人ともしている「20代」、二人ともしていない「50代」
結婚指輪についてのアンケート
ブライダルジュエリー専門店の銀座ダイヤモンドシライシが、結婚指輪についてのアンケート結果を公開しています。
2019年10月に行なわれたインターネット調査には、20歳~39歳の既婚女性250人と、50~60歳の既婚女性250人が回答しています。
50代以上の夫婦の半分以上は「二人ともしていない」
「結婚指輪を夫婦ともにしている」夫婦は、 20代~30代では50%を超えています。
しかし、50代~60代では10%に留まっています。
一方、「二人ともしていない」夫婦は、20代~30代では20%ですが、50代~60代では60%で一番多くなっています。
回答が多かった順に並べると、次のようになります。
【20代~30代夫婦】
- 夫婦ともにしている 53%
- 二人ともしていない 22%
- 妻のみしている 10%
- 夫のみしている 9%
- 結婚指輪を購入していない 8%
【50代~60代夫婦】
- 二人ともしていない 62%
- 妻のみしている 15%
- 夫婦ともにしている 11%
- 結婚指輪を購入していない 6%
- 夫のみしている 6%
結婚指輪をしなくなる理由は、仕事の関係やサイズが合わなくなったなどもあるので、愛情の有無と直接関係するとは言いきれません。
それでも、世代によって、結婚指輪の扱いがかなり異なることが分かります。
変化の兆しが見える夫婦の出会いの場
「20代~30代夫婦」と「50代~60代夫婦」を比較すると、世代を超えて共通な点と、世代による変化の兆しの両方が見られます。
例えば、「現在の配偶者と、どこで出会ったか」という質問では、一番多い回答は、どちらも「職場」でした。
二番目に多いのも「友人・知人の紹介」で同じでした。
しかし、「20代~30代夫婦」では、3位が「学校」、4位が「SNS」です。
一方、「50代~60代夫婦」では、3位は「お見合い」、4位は「その他」となっています。
また、「20代~30代夫婦」では、「婚活サイト・イベント」や「マッチングアプリ」も5%を超えており、夫婦の出会い方の変化が感じられます。
結婚を切り出すのは「男性」が多い
同じように「結婚の話を切り出したのはどちらからですか」という質問に対して、一番多い回答はどちらの世代も「男性から」でした。
「20代~30代夫婦」と「50代~60代夫婦」の両方で、過半数を超えています。
変化の兆しがあるのは、「女性から」の比率です。
「20代~30代夫婦」では19%、「50代~60代夫婦」では10%と差があります。
若い世代では、結婚に対して女性が行動するカップルが多くなってきているようです。
「結婚」という形は同じでも、世代によって、少しずつ状況や行動は変わっていることが分かるアンケート結果でした。