「老後に2千万円が必要」と思う人は7割いるが、「2千万円貯められる」と思う人は4割しかいない
[2019/11/15 00:00]
老後資金についてのアンケート
投資運用業のスパークス・アセット・マネジメントが、老後資金についてのアンケート結果を公開しています。
2019年10月に行なわれたインターネット調査には、全国の20歳以上の既婚男女1,000人が回答しています。
「老後に2千万円が必要と思う」人は7割
金融庁の「老後の生活資金2,000万円不足問題」を踏まえて、「夫婦の老後の生活資金として2千万円が必要だと思うか」と聞いています。
「必要だと思う」人が7割を超えました。
「2千万円貯められると思う」人は4割
次に、「2千万円を貯めることができると思うか」と聞いています。
「いいえ」が6割と多く、「はい」と答えた人は4割に留まりました。
老後資金として2千万円は必要と思っていても、それを貯められると考えている人は少ないことが分かります。
「老後資金を毎月貯めている」人は7割
老後への備えは、どれぐらいできているのでしょうか。
「老後の備えとして、1カ月あたり、どれぐらい確保できている」を聞いています。
毎月、少しでも老後資金を貯めることができている人は7割を超えています。
貯めている金額は月に「38,434円」
「老後に備えるためのお金を、1カ月にどれぐらい確保しているか」と聞くと、平均は「38,434円」でした。
分布を見ると、「1万円~3万円未満」が一番多く、「3万円~5万円未満」と「5万円~10万円未満」が続きます。
2千万円を貯める3つの方法
どうすれば、2千万円を貯めることができるのでしょう。
「2千万円を貯めるために必要だと思うこと]を聞いています。
「家計の見直し」と「ライフプランを立てる」「夫婦共働き」の3つが40%を超えて、ほぼ並んでいます。
やはり、収入を増やして、支出を減らすという、まっとうな手段が王道であり、近道はないことが分かります。