50代の転職で求められているのは「専門性」と「経験」

[2019/11/19 00:00]

転職コンサルタントに聞いた「50代以上の転職」の状況

転職サイト「ミドルの転職」が、「50代以上の転職」についてのアンケート結果を公開しています。

2019年10月に行なわれたインターネット調査には、ミドルの転職を利用する転職コンサルタント130人が回答しています。

50代以上の転職は珍しくない

転職コンサルタントのうち、50代以上を採用する求人を扱ったことがある人は95%を占めました。

50代以上の転職は、特に珍しいことではないことがわかります。

出典:エン・ジャパン

50代以上の転職は増えている

転職コンサルタントのうち、50代以上を対象とした求人が増えていると感じる人は79%を占めています。

50代以上の転職が増えているとみて良いでしょう。

出典:エン・ジャパン

募集企業は「中小企業」や「ベンチャー企業」

50代以上を対象とした求人が増えていると感じる企業タイプは、「中小企業」が中心です。

次に多いのが「ベンチャー企業」でした。

人手不足になりやすい、中小企業やベンチャー企業を転職先と考えた方が良いでしょう。

出典:エン・ジャパン

求められているのは「専門性」と「経験」

50代以上の採用において、企業が求める人材に共通する特徴を聞いています。

一番多いのは「特定分野において高い専門性を持っている」と「豊富な経験を活かして、短期間で戦力になれる」でした。

企業が求めているのは「専門性」と「経験」を持つ「即戦力」であることが分かります。

出典:エン・ジャパン

「経験者募集」なら採用の可能性あり

50代以上の転職採用が増えていると言っても、「50代以上歓迎」というように、年齢を明記して募集をかけている企業は多くありません。

なぜなら、同じような能力を持っている応募者であれば、年齢の若い人を優先して取りたいからです。

では、「50代以上」でも応募できるような募集は、どんな形で公開されているのでしょうか。

アンケートによれば、次のような表現は、応募する年齢が高くても採用される可能性があります。

  • 「採用人材の年齢幅を拡大」
  • 「既存事業拡大に伴う、経験者募集」
  • 「新規事業立ち上げに伴う、経験者募集」

50代の人が転職先を探すときは、これらのキーワードをうまく使って検索してください。

[シニアガイド編集部]