50代の転職で求められているのは「専門性」と「経験」
転職コンサルタントに聞いた「50代以上の転職」の状況
転職サイト「ミドルの転職」が、「50代以上の転職」についてのアンケート結果を公開しています。
2019年10月に行なわれたインターネット調査には、ミドルの転職を利用する転職コンサルタント130人が回答しています。
50代以上の転職は珍しくない
転職コンサルタントのうち、50代以上を採用する求人を扱ったことがある人は95%を占めました。
50代以上の転職は、特に珍しいことではないことがわかります。
50代以上の転職は増えている
転職コンサルタントのうち、50代以上を対象とした求人が増えていると感じる人は79%を占めています。
50代以上の転職が増えているとみて良いでしょう。
募集企業は「中小企業」や「ベンチャー企業」
50代以上を対象とした求人が増えていると感じる企業タイプは、「中小企業」が中心です。
次に多いのが「ベンチャー企業」でした。
人手不足になりやすい、中小企業やベンチャー企業を転職先と考えた方が良いでしょう。
求められているのは「専門性」と「経験」
50代以上の採用において、企業が求める人材に共通する特徴を聞いています。
一番多いのは「特定分野において高い専門性を持っている」と「豊富な経験を活かして、短期間で戦力になれる」でした。
企業が求めているのは「専門性」と「経験」を持つ「即戦力」であることが分かります。
「経験者募集」なら採用の可能性あり
50代以上の転職採用が増えていると言っても、「50代以上歓迎」というように、年齢を明記して募集をかけている企業は多くありません。
なぜなら、同じような能力を持っている応募者であれば、年齢の若い人を優先して取りたいからです。
では、「50代以上」でも応募できるような募集は、どんな形で公開されているのでしょうか。
アンケートによれば、次のような表現は、応募する年齢が高くても採用される可能性があります。
- 「採用人材の年齢幅を拡大」
- 「既存事業拡大に伴う、経験者募集」
- 「新規事業立ち上げに伴う、経験者募集」
50代の人が転職先を探すときは、これらのキーワードをうまく使って検索してください。